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自治体の皆さまへ

やさしい健康講座 第177回

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京都府亀岡市

市民の皆さんの健康に関して、今回は亀岡市立病院の整形外科部長が、専門分野についてお話します。

亀岡市立病院 整形外科部長 中瀬 雅司(なかせ まさし)
専門分野:小児整形外科

◆こどもの成長痛
夕方から夜間にお子さんが急に「あしが痛いよー」と泣き出したり、機嫌が悪くなったりしたことはありませんか。成長期の子ども特有の下肢の痛みという意味で成長痛といわれています。
幼稚園から小学校低学年のお子さんが主に膝から足首にかけてを痛がり、翌朝にはけろっとしていることもあります。不定期に繰り返し生じることもあります。筋肉や骨への負担や精神的要因など、さまざまな原因が考えられていますが、はっきりしたことはまだ分かっていません。診察やレントゲンなどの画像検査などで異常がなければ成長痛と診断することができます。特別な治療は必要ありませんが、痛がる場所をさすってあげたり、マッサージやストレッチをしたりすることが有効なこともあります。
自然に症状が治まることが期待できますが、数カ月から数年と比較的長期にわたることもあります。同じところをいつも痛がる、痛がる回数が多い、日中も痛がる、足を引きずって歩くなどの症状があれば、整形外科受診をお勧めいたします。まれではありますが他の病気が見つかることもあります。

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