《特集》令和4年度決算報告 京田辺市の財政状況(2)

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■特別会計と公営企業会計の状況
一般会計とは別に、特定の事業を行う場合や特定の収入で事業を行う場合に、ほかの会計と区分して経理している会計です。

◇特別会計

◇公営企業会計(税込み)

※資本的収支の不足額は、補てん財源(損益勘定留保資金など)で補てん

◇監査委員からの意見
行政のデジタル化の推進や、燃料価格・物価高騰に係る支援金などの事業を着実に取り組まれています。
経常収支比率は、前年度と比べて2.9ポイント悪化していることから、今後は長期財政収支を見通しながら、必要な財源の確保や有効活用を図る必要があります。また、事業の成果を確実に得られるよう最大限の努力を図りながら、効果的な予算執行に当たることが求められます。

■家庭に例えると?
市の決算を一般家庭の家計簿に例えて分かりやすく紹介します。歳入・歳出を項目別に、「所得546万円」(※)の世帯として置き換えています。

※厚生労働省令和4年度国民生活基礎調査全世帯平均所得を参照

■貯金・借金の状況
◇〔借金〕市債残高
市が借り入れている借金残高：193億円(昨年度から11億円増)
市民1人当たり：27万円
京都府下14市の平均43万円(令和3年度末)

過去5年の推移

臨時財政対策債…国から交付される地方交付税の不足分をまかなうため市が借り受けるもの。この返済に係る資金は将来、国の交付税で全額交付されます。
普通建設事業債…道路・公園・学校施設など、将来にわたって利用する公共施設の建設費についての市の借入金のこと。

◇〔貯金〕基金残高
市が積み立てている預貯金残高：68億円(昨年度から1,000万円減)
市民1人当たり：10万円
京都府下14市の平均11万円(令和3年度末)

過去5年の推移

財政調整基金…財源に余裕のある年度に積み立てを行い、市税などの減収による財源不足や災害など予期せぬ支出に対応するための積立金のこと。
減債基金…市債の償還を計画的に行うための積立金のこと。
その他特定目的基金…特定の目的のための資金の積立金のこと。