《特集》帰ってきた!TOJ(ツアー・オブ・ジャパン)京都ステージ(1)

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～4年ぶりの国際大会を楽しもう～
5/22(日)開催

本市と精華町を舞台に、平成28年から毎年5月に開かれている国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)京都ステージ」。令和2年からはコロナ禍のため開催を見合わせていましたが、今年4年ぶりに帰ってきます。今号では、久々の国際大会を皆さんが楽しめるよう、レースの見どころなどを紹介します。

■世界最高峰の自転車レース　ツアー・オブ・ジャパン
「ツアー・オブ・ジャパン」は、自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」と同様、複数の都市を転戦する世界最高峰のステージレースで、初戦の堺ステージ(大阪府)から最終戦の東京ステージまで、総走行距離792・8kmを8日間で走破します。
レースの種類はさまざまで、100分の1秒を競う個人タイムトライアルの堺ステージや、約1千200mもの標高差を一気に登る富士山ステージなど、各地の特色を生かした多彩なコースが世界のトッププロの選手を待ち受けます。
本市・精華町が舞台となる京都ステージは、レース2日目の5月22日(月)に開かれます。
大会の概要・各ステージの観戦マップなど詳しくは、TOJ公式ホームページ(本紙2ページの二次元コード)をご覧ください。

■《Interview》大会を盛り上げる運営者・選手
◆美しい自然と近代的な街並みが調和する京都ステージは海外選手にも好評
元プロロードレーサー　ツアー・オブ・ジャパン組織委員会委員長　栗村修さん(51)

◇TOJとは
40年以上の歴史を持つ「国際サイクルロードレース」を継承した大会で、国際自転車競技連合公認の国内最古・最大規模の自転車ロードレースです。平成8年に8日間かけて大阪から東京へ向かうステージレース「TOJ」として生まれ変わり、今年で25回目を迎えます。

◇TOJの魅力は
公道で行われる国内のロードレースとしては、都府県をまたぐ唯一のステージレースであり、その規模はすべてのスポーツを含めてもかなり巨大といえます。全ステージを通じて最大約30万人の人々が会場や沿道に集まり、たくさんの声援を受けています。
また、レースを通じて地域との連携や文化交流なども積極的に行っており、地域密着型のレースとして各地域の魅力を世界に向けて発信しています。

◇京都ステージの特徴は
京都ステージは、公共交通機関を含めたさまざまな方法でアクセスでき、観戦しやすいステージです。美しい自然と近代的な街並みが絶妙に調和する抜群のロケーションは、海外から参加する選手たちからも大変好評で、TOJを象徴する魅力的なステージの1つです。

◇市民の皆さんにメッセージ
自転車ロードレースを観戦したことがない方や、コロナ禍でスポーツ観戦を自粛していた方は、ぜひ会場に足を運んでいただき、生の迫力を体感してみてください。
皆さんの生活道路を一時的に使用させていただくことでご迷惑をお掛けしますが、地域の美しさや素晴らしさが世界中のファンへ配信されますので、皆さんも一緒に楽しんでください。

◆山岳賞を懸けた激しい争いが見どころ
京都ステージホームチーム「マトリックス・パワータグ」の選手の皆さん

◇チームの特徴は
(株)マトリックスが京都ステージのメインスポンサーで、同社の事業所がある大阪府高石市を拠点に、日本各地で活動しています。今年で18年目を迎え、若手とベテランが融合したバランスのとれたチームです。自転車ロードレースのランキング「Jプロツアー」では、現在、4年連続個人とチームで総合優勝しており、実力のある選手がそろっています。

◇京田辺市内に走りに来ることはありますか
アップダウンが激しい普賢寺地域の実際のコースで、トレーニングを積む選手もいます。レース中は苦しいですが、普段はとても気持ちよく走れるコースですね。普賢寺ふれあいの駅にある本チームのラッピング自販機(本紙6ページ)の前で休憩することもありますので、見かけたら声を掛けてください。

◇京都ステージの印象は
初日の堺ステージが個人タイムトライアルのため、2日目の京都ステージが、集団で街中を周回するコースとしては初戦となります。そのため、熱く激しいレースが繰り広げられます。コースは起伏が激しく道幅の狭い箇所などが多く、とてもきつい印象があります。見どころは何と言っても、山岳賞を懸けた激しい争いを間近で見ることができる山岳賞ポイント(本紙5ページ)で、ここでの声援は選手にとって、とても大きな力になります。

◇市民の皆さんにメッセージ
4年前の前回大会で、スタートを見送ってくれたかわいい子どもたちの笑顔、そして、最後まで応援し続けてくれた皆さんの声が今でも忘れられません。苦しいレースが予想されますが、全力で頑張りますので、最後まで見届けてください。

問合せ先：文化・スポーツ振興課
【電話】63-1302