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京田辺市の市史を編さん 近代・現代資料編を5月8日に発売

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京都府京田辺市

市は、ふるさとへの誇りや愛着を育み、地域の将来像を描く基礎とするため、「京田辺市史」(全8巻を予定)の編さんを進めています。大学教員をはじめとした研究者が学術的な知見に基づき、各巻の執筆・編さんに取り組んでいます。
このたび、1回目の配本となる「京田辺市史資料編第三巻 近代・現代資料」を刊行します。同巻では、明治期から平成9年の市制施行までの各種資料を収録しています。明治初期の市域の状況が記された「綴喜郡村誌」や、昭和26年に田辺町・大住村・草内村・三山木村・普賢寺村が合併した際の資料のほか、戦後の道路や鉄道関係の要望書など、現在の京田辺が形作られてきた時代の流れを感じることができる一冊です。
今後は、令和5年度末に「地理・民俗編」を刊行し、その後順次、通史編(全3巻)や各時代の資料編、「美術工芸・建造物編」を刊行する予定です。本市の歴史を、「京田辺市史」を通じて学んでみませんか。

■購入しませんか
発売日:5月8日(月)
販売場所:市史編さん室(中央公民館内)、文化・スポーツ振興課など郵送を希望する場合は問い合わせてください。
規格:A4フルカラー・本文339ページ各部ごとに資料選定者の解説・巻末索引が付いています。
価格:3,000円(税込み)

■《Interview》市史の編さんに携わる人
近代から現代にかけて大きく変わった京田辺の歴史を紡ぎます。
同志社大学文学部教授 市史編さん委員 近代・現代部会長 小林丈広さん(62)

明治期以前の京田辺市域は、周辺に伏見・八幡・枚方などの町場があったほか、木津川の対岸や沿岸地域などとも関係があり、古くから交通の結節点でした。当時は農業や林業を中心産業とする農村でしたが、現在では、大阪・京都への交通の便も良く、人口も増え、企業も多くあることから、近代化に伴って大きな変貌を遂げた地域だといえます。
編さんにあたっては、市域の近代化をたどる形で、明治期から現代に至る多くの資料を確認しました。特に府立京都学・歴彩館に所蔵されている府の行政文書をはじめとした資料について、ほかの執筆者と一緒に、一点一点確認していく作業を辛抱強く行いました。限られた時間の中で、多くの資料を調査することができたと考えています。
今回、その成果の一部を「近代・現代資料」として刊行することができました。今回確認した膨大な資料は、それ自体はあくまでも点と点ですので、今後、資料と資料をつないで通史を書いていく必要があります。今回確認した資料や当時の新聞記事のほか、地元の方の話も伺いながら、近代から現代にかけて大きく変わっていった京田辺の歴史を紡いでいけたらと考えています。

問合せ先:市史編さん室
【電話】64・1301

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