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《特集》京田辺自慢の特産物(1)

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京都府京田辺市

~玉露・ナス・えびいもの魅力を紹介!~
《表紙》4月28日、京田辺玉露生産組合が名付けた30~80歳代の「茶摘み姫」23人が、普賢寺の玉露茶園で丁寧に新芽を摘み取りました。

豊かな自然に恵まれた本市には、玉露やナス、えびいもなど、季節それぞれに『おいしいもの』がたくさんあります。今号では、特産物の種類・特長のほか、生産者のこだわりなどを紹介します。

■京田辺玉露〔上品な甘みと濃厚な旨み〕
玉露は、香り豊かで上品な味わいが特長で、お茶の最高峰ともいわれる高級茶です。本市は日本でも有数の玉露の産地で、数々の品評会で最高位となる農林水産大臣賞を何度も受賞しています。市は、出品茶生産のため、新たに茶摘みをする人を雇用する経費や機械導入経費の一部を助成することで、良質な玉露作りを支えています。

◆日光を遮る独特の栽培方法
玉露は、新芽が出る4月ごろ、光が当たらないよう寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる黒い布で茶園を覆います。一般的に、覆う期間は20日程度ですが、京田辺玉露は40日程度覆います。より長く日光を遮ることで、渋味成分「タンニン」が抑制され、旨み成分「テアニン(アミノ酸)」が茶葉の隅々まで行き渡ります。

◆新芽1枚1枚を手摘み
京田辺玉露の茶摘みは、機械やはさみなどを使わず、厳選した新芽を1枚ずつ丁寧に人の手で摘んでいます。茶葉は、春から夏にかけて何度か収穫できますが、本市の玉露はシーズンの最初に生育した、旨み成分が多い新芽だけを収穫します。その新芽を高温で蒸し、茶葉に合わせて温度などを調整しながら時間をかけてゆっくり揉み上げて製茶します。
生産者の丹精込めた茶園管理・手摘み・卓越した製茶技術によって、おいしい玉露が生み出されています。

◆豆知識
◇5煎目まで味わえる
京田辺玉露は、旨みが強いので、5煎目でもしっかり味が楽しめます。また、飲み終えた茶葉は、ポン酢などで和えて食べることができます。

◇リラックス効果や集中力アップ
玉露を飲むと、テアニンの成分により、リラックス効果や集中力を高める効果があります。

◇産地賞は29回連続で受賞
関西茶品評会において、最も優れた産地に贈られる「産地賞」は、平成5年に同賞が創設されて以降、29回連続で受賞しています。

◇玉露栽培は大正から
市内のお茶栽培の歴史は、江戸時代の寛政年間(1789~1801年)までさかのぼります。玉露は、大正から昭和にかけて生産が盛んになり、現在に至っています。

◇1kg当たり100万円
昨年の全国茶品評会入札販売会では、史上最高価格の1kg当たり100万円で落札されました。

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