文字サイズ
自治体の皆さまへ

映画から広まる京都の魅力

2/27

京都府京都市

■市内で撮影
映画「1秒先の彼」
主演:
岡田将生さん
清原果耶さん
インタビューは2・3面へ(本紙)

◆京都と映画
数々の映画で舞台として選ばれ、町並みや文化など、さまざまな魅力を伝えてきた京都。時代劇をはじめ、日本映画を生み出してきた「映画のまち」としても知られています。
ここでは、皆さまに知ってほしい京都と映画のつながりや市の取り組み、京都を舞台にした最新の映画などを紹介します!

▽京都と映画の長く、深いつながり
日本での映画の歴史は京都から始まりました。ここでは特に、「映画のまち京都」として知られるようになった2つの出来事を紹介します。

[日本映画発祥の地]
1897年、日本で初めて映画の試写実験に成功した場所が京都電燈株式会社の中庭であることから、日本映画発祥の地といわれるように。現在は、同社の後に建てられた元立誠小学校前に、そのことを記した駒札が設置されています。

[太秦に撮影所が集結]
1926年、後の東映京都撮影所が建設されたことを皮切りに、数々の撮影所が作られた太秦。「日本のハリウッド」と呼ばれ、多数の映画が生まれました。太秦に撮影所が集結したのは、セット作りに欠かせない材木屋がこの地域に多かったからといわれています。

◇現在も続く映画とのつながり
・京都映画賞会員募集中!
京都の映画文化の振興と継承のため、市が創設した「京都映画賞」。
同賞の作品賞を選ぶのは、「京都映画賞会員」の方々なんです。誰でも会員(無料)になることができ、映画上映会への招待などの会員特典もあります。詳細はHPをご覧ください。

▽映画制作をお手伝い!市メディア支援センター
京都には、美しい自然や世界遺産に代表される神社仏閣、文化など魅力が盛りだくさん。市は、その魅力を映画産業の振興や地域の活性化につなげるために、撮影・取材を支援する総合窓口として2009年に同センターを設置。世界中に京都の魅力を伝えようと、日々業務を行っています。

[同センターの主な業務]
・市内での撮影や取材に関する情報の提供、相談の受け付け
・撮影支援した作品のPR協力
・市内各地の写真や動画素材の提供 など

[今まで撮影の支援をした映画を一部ご紹介]
・京都映画賞第1回作品賞受賞「太陽の子」
・6月23日全国公開!「大名倒産」
「ドラマ・番組の取材なども合わせると、同センター開設以来、約2600件の撮影を支援しています!」

○撮影地・エキストラ随時募集中!
多様な撮影に対応できるよう、住宅や店舗等の撮影地を提供いただける人や、通行人役などエキストラとして映画に出演したい人を随時募集しています。
あなた自身や身近な場所を作品に登場させてみませんか?

◆市メディア支援センターが支援した最新の映画作品をご紹介
映画「1秒先の彼」
京都を舞台に、何をするにも1秒早いハジメと1秒遅いレイカが織りなす恋愛映画。同センターが撮影地の提案や調整、エキストラ募集の協力などで撮影を支援しました。
・映画「1秒先の彼」はTOHOシネマズ二条(地下鉄二条駅西側)などで、7月7日から公開されます!

◇主演の2人にお話を伺いました!
俳優
岡田 将生(おかだ まさき)さん
東京都出身。2006年のデビュー以降、映画・ドラマなどで幅広く活躍し、多数の映画賞を受賞。近年ますます演技の幅を広げている。

俳優
清原 果耶(きよはら かや)さん
大阪府出身。2015年デビュー。若手実力派として、数々の映画・ドラマに出演。第45回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した。

○今回の役を演じた感想を教えてください!
岡田:今回演じたハジメ君は、何をするにも1秒早い。そのような役はなかなかないので、楽しんで演じることができました。こうやって取材を受ける中で、自分の役なのにハジメ「君」って呼んでいることに気付いて。少し口が悪いけど、抜けているところもあるハジメ君のことが結構好きだったんだなと感じました。

清原:私が演じたレイカちゃんは、岡田さん演じるハジメ君と逆。「1秒遅い」を表現する、そのさじ加減が難しいところもあったのですが、監督と話し合いながら役作りをしました。ゆったりと時が流れる女の子だったので、ドジっぽいところも含めて、柔らかい雰囲気で演じました。

○京都での撮影はいかがでしたか?
岡田:撮影期間中は1カ月ほど京都に滞在していました。町中で撮影をしているときに、近所の方から「大学の卒業制作?」のように気さくに声をかけてもらったこともありましたね。それから、京都弁は難しくて大変でした。でも、そんな京都弁の雰囲気に助けられて、ハジメ君はより愛おしい役になった気がします。

清原:私は大阪出身で、俳優の仕事を始める前も後も京都に行く機会はあったので、そんな京都で撮影できるという嬉しさや懐かしさがありました。役作りのために、その役の出身地を訪れることもある中で、実際に京都の空気を吸いながらお芝居できたことは、ありがたかったです。

○読者の皆さまにメッセージをお願いします!
岡田:我々の京都弁はどうだったのか…京都の皆さまの反応が知りたいです(笑)
それはさておき、スタジオではなく現地で撮影したことで、この映画には京都の魅力が詰まっていると感じています。ストーリーも今までの恋愛映画とは少し違う、恋愛が始まる前の素敵な時間が描かれているので、ぜひ劇場で見ていただきたいです。

清原:京都という素晴らしい町並みが残る唯一無二の場所で撮影できたこと、多くのエキストラの皆さんにご協力いただけたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。今後も京都にお世話になることがたくさんあると思いますので、どうぞ末永くよろしくお願いします。

◇「ロケ地巡り」してみませんか?
観光の分散化のために市が推進する「朝・夜観光」と、映画「1秒先の彼」がコラボし、朝・夜に楽しめる映画の撮影地をHPで紹介中。比較的人が少ない時間に、映画撮影に思いを巡らすことができます。

○朝・夜観光できるロケ地を一部ご紹介
朝観光…岡崎公園
普段は遊歩道の部分を、映画ではバスの通る道路として撮影しました。朝は静かな雰囲気で、ゆったりと過ごすことができます。

夜観光…古川町商店街
ハジメが好意を寄せる女の子・桜子とレイカの対峙(たいじ)する場面が撮影された趣あるレトロな商店街。ビアバーやカフェなどの店舗が人気です。

▽7月7日~ ロケ地巡りは「地下鉄・バス1日券」で!
コトチカ京都案内所(地下鉄京都駅構内)で同券を購入し、映画タイトルと映画にまつわるクイズの答えを伝えると、先着で映画特製グッズを進呈。

問合せ:市メディア支援センター
【電話】229-6601【FAX】213-2022

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU