宇治では、巨椋池(おぐらいけ)干拓田を中心とした水稲や、都市近郊の立地を活かした野菜等の生産が行われています。今号では、宇治で生産される農作物を特集します。この機会に宇治市産の農作物を食べてみませんか?
◆宇治市産のいろいろな農作物がつくられています。
・小かぶ
・万願寺とうがらし
・なす
・にんじん
・とうもろこし
・ネギ
・ゆず
・卵
・ブロッコリー
・いちご
豊かな土地を守り、食を生み出す農業は、私たちの生活の礎となる産業です。
担い手不足や気候変動など厳しい状況の中、努力や創意工夫を続けている農家さんたちは大変心強い存在です。宇治市では、安定した生産活動や新規就農への支援、持続可能な経営のための新たなチャレンジへの支援等、「農業を支える5つの柱」に沿って農業振興に取り組んでおり、ハウス設置補助の拡充や良質米の生産奨励等に今年度から取り組むなど多岐にわたる施策の充実・強化に努めています。また、地域と協働して、次世代の担い手への農地継承等、地域農業の将来像を想定した計画策定を進めています。
農業・商業・観光の連携による地産地消をはじめ、農業から広がる多様な可能性の発展を目指して、今後も様々な取り組みを行ってまいりますので、市民の皆様には、ぜひ新鮮な地元の農産物を手に取っていただきたいと思います。
宇治市長 松村 淳子(まつむら あつこ)
問合せ:農林茶業課
【電話】20-8723
■Interview[山重ファーム]親子2代でこだわりの米を 山城産ヒノヒカリ
多羅尾(たらお) 晃義(あきよし) さん、英樹(ひでき) さん
▽手を掛けて良いものを
農業は、忙しい時期は休みなしです。夏は朝4時から畑に出て、日が昇るのと同時に作業を始めることもあります。しかし、誰かに指示されてするわけではなく、手を掛けたらその分、良いものが出来るということにやりがいを感じます。
▽朝採ったものをその日のうちに
宇治の農業は、都市近郊型です。市場も近く、鮮度の高い作物を出荷出来るので、皆さんにも美味しいうちに食べていただけるというところが一番のメリットだと思います。
ブロッコリーなどの野菜も生産しています。宇治で丹精込めて作った農産物を、地元の方々にもぜひ食べていただきたいです。
◇山城産ヒノヒカリ
(一社)日本穀物検定協会が実施している「米の食味ランキング」で2年連続最上位ランクの「特A」を獲得。
ヒノヒカリは、コシヒカリと黄金晴の品種を掛け合わせた水稲うるち米。コシヒカリに似たあっさりとした食味で食べ応えがある食感が特徴。
◇「山城産ヒノヒカリ」はここで買えます
事前連絡の上、JA京都やましろ各支店へ
問合せ:
・中宇治支店(槇島町大町13)【電話】22-1241
・西宇治支店(小倉町久保52)【電話】21-2138
・東宇治支店(五ケ庄西浦41-1)【電話】32-2550
◇おいしいお米や野菜をつくるために
犬の散歩等で農地(あぜ道含む)に無断で立ち入らないようにしましょう。農地は私有地であり、また、靴の裏に付着した害虫や病原菌などが土壌に残り、農作物の成長等に影響を及ぼす可能性があります。農業で使う肥料のにおいや作業音へのご理解もお願いします。
◇地域の農業の発展を手助け
「特A」を2年連続で獲得することは快挙!皆さんも地元で生産されたお米をお召し上がりください!
・JA京都やましろ中宇治支店支店長 中西 剛(なかにし つよし)さん
JA(農業協同組合)の役割は多岐にわたりますが、農家の人たちが作る農産物を集め、農家の人たちにとって有利な値段で市場などに販売しています。また、販売農家の人たちが農業をするうえで抱える様々な悩みや問題を解決する手助けもしています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>