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自治体の皆さまへ

特集 だから、挑戦をつづける。(2)

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京都府福知山市

■NEXT産業創造プログラム1期生に聞く
わたしたちが、挑戦しつづける理由

◆福知山は心のふるさと 関わってくれた人へ恩返しを
株式会社Lifexia(ライフシア)
飯渕弘成(いいぶちこうせい)さん

○営業職から起業家へ 東京からNEXT参加を決意
NEXT産業創造プログラム1期生の飯渕弘成(いいぶちこうせい)さんは、2022年に本市で、福知山産のキキョウを使ったスキンケアブランドを立ち上げました。前職は、大手メーカーの営業職。大阪でスキンケア商品を扱っていました。
「当時、営業として会社のお得意様だった三和地域の企業を何度も訪れるうちに、地域の人々の温かさや優しさに惚れ込み、福知山が大好きになっていきました」
同プログラムとの出会いは、営業の仕事を辞め地元の東京に戻り、開業した個人事業の法人化に踏み切ろうか悩んでいたときのことでした。
「東京で通っていた大学院の教授が、翌年から福知山公立大学に移り、起業家育成プログラムをスタートさせると教えてくれたんです。福知山と聞いた瞬間、これは行くしかないと強く感じ、参加を決めました」
2021年8月、東京に住みながらオンラインで講義を受け、2か月に1度、福知山を訪れる生活が始まりました。
飯渕さんが開発するスキンケア商品の成分・キキョウの根は福知山高校三和分校から無償で提供。飯渕さんも、高校生に原材料を加工し商品価値を高める6次産業化についての授業を無償で行っています。
「三和分校の生徒のみなさんは、キキョウの花を一本一本とても大切に育てています。忙しさに追われていた私に、物事に丁寧に取り組む姿勢を思い出させてくれました。NEXTに誘ってくれた教授や、地域の皆さん、三和分校の高校生たちがいなければこのブランドは実現できなかった。ありがたくて、恩返しせずにはいられません」
東京から遠く離れた福知山で起業する理由について飯渕さんは、「私にとって福知山は心のふるさとです。人との温かいつながりができ、地域に受け入れてもらったことで、ずっと思い描いていた幸せの形に近づけた気がします」
地域外から見た福知山の魅力をブランドを通じて発信していきたいと話す飯渕さん。キキョウの花言葉「誠実」を心に、心のふるさと・福知山へ恩返しを続けます。

・株式会社Lifexia(ライフシア)
福知山市の花・キキョウの根から抽出した成分を用いたスキンケア商品を開発。現在、市内の複数の取り扱い店舗で販売中。

問合せ:Lifexia
【電話】050-6867-4570

◆小麦アレルギーの子どもでも食べられるスイーツを
D1 cafe
大槻智美(おおつきともみ)さん

キッチンカーで市内を回り、米粉を使ったスイーツなどを販売する大槻智美(おおつきともみ)さんも、NEXT産業創造プログラムの1期生です。「子どもが小麦アレルギーで、外食では食べられるものがほとんどなくて…そんな世の中が少しでも変わったらいいなと思って飲食業での起業を考えていました」
飲食業界は、10年続く店が約1割と言われるほど厳しい世界。4人の子どもを育てながら会社の事務員として働いていた大槻さんにとって、0からの起業はハードルの高いものでした。
そんな矢先に偶然飛び込んできたのが、同プログラムの募集案内。迷わず応募を決めました。
「はじめは、イノベーション?マーケティングってなに?という感じで。スマホも苦手だったので、紙の国語辞典で意味を調べながら講義を受けていました」
学ぶものすべてが吸収だったと話す大槻さん。ビジネスの世界に触れ、世の中には新しいことがたくさんあることに気が付いたといいます。

○一主婦から飛び込んだビジネスの世界
「プログラムでは、自身の強みを分析する大切さを学びました。強みを生かした事業計画が書けると、一主婦が企業さんとビジネス上で会話できるようになり、様々なつながりが生まれるんです」
初期投資の少ないキッチンカーでの販売から事業をスタートさせた大槻さん。起業から3年、着実に販路を広げ、10月には国の補助金を活用し、末広町に店舗をオープンする予定です。
「講師のみなさんは、難しいことでもかみ砕いて、面白くわかりやすく教えてくださいました。こんな人が福知山に?と驚くほど〝アツい〟講師陣がサポートしてくれて」
大槻さんは、プログラムがなかったらここまで事業を広げることはできなかったと振り返ります。また、何かを新たに始めるために大切にしていることについて、「一歩踏み出したらその一歩を下げないこと。お金儲けのためではなくて、自分が住みたい世の中になったらいいなと思うと、頑張って次の一歩を踏み出すことができます」
今の生活を「とても充実している」と笑顔で話す大槻さん。
米粉も、小麦も、みんなが食べたいものを美味しく食べられる世の中をつくるため、今日も商品開発や販路開拓への挑戦を続けています。

自分が住みたい世の中になったらいいな
それが、私の一歩踏み出せた理由。

・D1 cafe
キッチンカーで、米粉を使ったスイーツやスムージーなどを販売。現在、末広町に店舗を建設中。

問合せ:D1 cafe
【電話】090-8980-4910

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問合せ:産業観光課
【電話】24-7075【FAX】23-6537

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