「文化」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか。
あなたが今朝聞いた音楽やスマートフォンで撮った写真、休みの日に見た映画や小学生の頃クラスで取り組んだ演劇。その一つひとつが私たちの生活を豊かにしてくれる「文化」であり「芸術」です。そして、それらは自分らしさへの気づきや仲間との交流・相互理解へのきっかけをくれるものでもあります。
今月号の特集は、文化振興を推進する拠点として整備を進めている「新文化ホール」について。本格的な舞台芸術を身近に体感できるばかりでなく、日常的な楽器演奏や美術創作をはじめとする文化芸術の体験・交流・創造活動ができる新文化ホールは、まさに「新たな文化に触れ、自らも文化を表現」できる場。本市の文化芸術の未来をひらく拠点を、一緒に創っていきませんか。
■新文化ホール基本計画から一部をご紹介!
本格的な舞台芸術の体感・表現の場として大切にしている3つの機能
1 ホール機能
観るだけでなく、体感し、ともに表現する場として、ステージと客席が一体となる空間づくりをめざします。生音の響きを生かす優れた音響性能や、座り心地の良い鑑賞座席、市民の活動からプロ公演まで幅広く対応できる広い舞台を設けていきます。
2 創造活動機能
市民の日常的な創造・練習・発表活動の場としての空間づくりをめざします。防音性能を備えた場や、舞台と同規模のリハーサルができる場、美術・創作活動に対応できる場などを設けていきます。
3 交流機能
誰もが日常生活で気軽に訪れ、賑わいをもたらす場としての空間づくりをめざします。
様々な活動団体や住民同士の交流・憩いの場、物販のためのスペース、キッズスペース、本市の文化情報の共有の場などを設けていきます。
■みんなで創る新たな取り組み
新文化ホールで育まれた力がまちへ広がる!
新文化ホールでは、部屋の貸出中心の運営ではなく、ホール自体が事業を企画・開催する新たな取り組みが始まります。ホール発のイベントで人と人がつながることで、文化・芸術を軸とした地域の「ともに創る」力が育まれ、他分野とつながりながらまち全体に広がることが期待されます。
(1)気になる講座をちょこっとおためし!
「鑑賞・体験」
文化芸術と市民をつなぐ多様な鑑賞機会・体験機会を創ります。
「はじめての演劇講座」か…そういや子どもの頃、俳優さんに憧れてたなあ。
よし、試しに行ってみるか!
(2)気に入ったものに本気でチャレンジ!
「市民参加推進」
若い世代が中心となって、人と人をつなぐ懸け橋となる市民参加の機会を創ります。
舞台に立つって楽しい!せっかくだから市民演劇にも参加してみよう!
(3)ホールがいつしかいつもの場所に!
「交流促進」
日常的に居心地の良い空間をつくり、過去・現在・未来へと続くつながりのきっかけを創ります。
演劇が大好きな○○さんだ!
この間、市民演劇で一緒になった○○さんだ!
(4)ホールを拠点に自分で企画してみよう!
「人材育成・文化創造」
本市の豊かな歴史資源や文化資源をつないで未来へ届ける、担い手や活動を創ります。
よし、子ども向けの演劇教室を立ち上げてみるぞ!
(5)ホールで育まれた力が街中へ飛び出す!
「にぎわい創出・連携」
文化・芸術を軸としながら、他分野・多世代・他地域をつなぎ、市民が「幸せを生きる」まちを創ります。
ホールでつけた力でまちを元気に!
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