コロナ禍が落ち着き、外食が増えるこの機会に、改めて食品ロスについて考えてみませんか。市民一人ひとりができる取り組みを紹介します。
■食品ロスの削減を
日本では、食べられるのに捨てられる「食品ロス」の量が、年間522万トンと推計されており、国民全員が毎日おにぎり1個(113グラム)を捨てている計算になります。
日本の食品ロス量年間522万トンのうち、事業系は275万トンで、主に『規格外品『返品』『売れ残り』『食べ残し』―など。家庭系からは247万トンで、主に『食べ残し』『手つかずの食品(直接廃棄)』『皮の剥きすぎ(過剰除去)など』―が発生要因といわれています。
■できることから始めよう
一人ひとりの「もったいない」の心掛けによる取り組みが、食品ロスやごみの削減につながり、環境負荷の軽減に貢献します。
買い物をするときは『買い物前に冷蔵庫や食品庫にある食材を確認するまとめ買いを避け、必要な分だけ買う』『期限表示の意味を正しく理解する』―などを心掛けましょう。また、家庭では『野菜は冷凍・茹でるなどの下処理をしてストックする』『作り過ぎて残った料理は、リメイクレシピなどで工夫し、食材を上手に使い切る体調や家族の予定も配慮し、食べ切れる量を作る』―などの工夫をしましょう。
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