このコーナーでは、シリーズで人権に関する情報をお知らせします。
■無意識の思い込みや偏見
多様な価値観などを認め合う社会の実現を妨げる一つの要因に、アンコンシャス・バイアスがあります。アンコンシャス・バイアスとは、無意識の思い込みや偏見のこと。過去に経験したことや周りの環境などから、自分では気付かないうちに身についているものです。
これらの思い込みや偏見は日常的にあふれており、誰もが持っています。
■知らず知らずのうちに…
次のような感覚を持ったことはありませんか。血液型でその人の性格を想像『評判やうわさで相手を見る』『家事や育児は女性がするもの』『普通はこうだ、こうあるべきだと決めつける』―など。
このように、私たちは、自分でも気付かないうちに「決めつけ」や「押しつけ」をしてしまい、知らず知らずのうちにゆがんだ見方をしてしまうことがあります。
■無意識の偏見に気付こう
自分自身の経験や見聞きで身に付いた感覚は、意思決定をする上での判断材料となります。問題となるのはゆがんだ「思い込み」「決めつけ」「押しつけ」によって、無意識のうちに相手を傷つけたり苦しめたりすること。自分自身や周囲が持つ偏見に気付くことが、一人ひとりの多様性を認め合う社会の実現への第一歩となります。
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