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知って防ごう!熱中症

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京都府綾部市

夏本番を迎え、熱中症の危険性が高まっています。熱中症を正しく知って予防しましょう。

▽高齢者は室内でも熱中症に注意
熱中症とは、高温多湿の環境で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体の中に熱がたまることで発症する健康障害の総称。めまいや失神、けいれん、嘔吐、頭痛などの症状が現れ、死に至る場合もあります。
消防庁によると、昨年5〜9月に熱中症により救急搬送された人は全国で7万1029人。年齢区分別では、65歳以上の高齢者が最も多く54・5パーセントを占めています。市内でも熱中症による救急搬送の約7割が高齢者。高齢者は温度や湿度に対する感覚が鈍く、室内でも熱中症にかかりやすいため注意が必要です。

▽熱中症予防に暑さ指数の活用を
熱中症は『気温や湿度が急に高くなるなどの「環境」』『子どもや高齢者、体調不良などの「からだ」』『激しい運動などの「行動」』―の要因で引き起こされます。熱中症を予防するための行動の目安になるのが「暑さ指数(WBGT)」です。気温や湿度だけでなく、日差しの強さなども取り入れた指標で、数値が大きいほど熱中症のリスクが高くなります。日常生活での参考として活用しましょう。

▽熱中症警戒アラートをチェック
熱中症の危険性が極めて高い環境(暑さ指数33以上)になると予測される場合は、前日午後5時と当日午前5時に「熱中症警戒アラート」が発表されます。アラートが出たときは『外出を避け、昼夜を問わずエアコンを活用する』『こまめに水分補給する』『熱中症になりやすい高齢者や子ども、持病のある人への声掛けをする』―など、普段以上に熱中症に気を付けましょう。発表情報は、ニュースや天気予報のほか、環境省のホームページなどで確認できます。

▽日常生活での指針

※日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」(2022)を基に作成

■熱中症予防のポイント
市内では、昨年5~10月に、35人が熱中症で救急搬送されています。暑さを避ける工夫と水分補給で熱中症を予防しましょう。
・扇風機やエアコンで温度をこまめに調節
・すだれやカーテンで直射日光を遮る
・通気性のよい衣服を着用し、外出時には日傘や帽子を使う
・冷たいタオルなどで体を冷やす
・1日当たり1.2リットル(コップ約6杯分)を目安に、喉の渇きを感じていなくても水分を補給。大量に汗をかいたときは塩分も取る。

■熱中症かなと思ったら
・できるだけ涼しい場所で安静にする
・衣服を緩め、首や脇、足の付け根に氷を当てて体温を下げる
・水が飲めない場合や意識がぼんやりしていたら救急車を要請

救急車を呼ぶか迷ったときは「#7119」に電話すると相談やアドバイスを受けられます。

■市内の熱中症(疑い含む)発生状況(令和4年)

※消防本部による救急搬送の状況

■環境省熱中症予防情報サイト
暑さ指数の実況値や予報値、熱中症警戒アラートの情報などを確認できます
※「環境省 熱中症」で検索

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