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9月は世界アルツハイマー月間

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京都府舞鶴市

毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」、9月は「世界アルツハイマー月間」と定められています。皆さんも一緒に認知症について考えてみませんか。

■誰もがなり得る認知症
令和7年には65歳以上の約5人に1人が発症するといわれている認知症。今や、認知症は誰もがなり得るものです。
令和5年6月14日、国会で「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が成立しました。この法律では、認知症がある人も尊厳が守られ、社会の一員として自分らしく生きるための支援などについて定められています。
本市でも、認知症になっても自分らしく笑顔で暮らせる地域づくりを、市民の皆さんと共に進められるようにさまざまな施策に取り組んでいます。今回は、その中から認知症カフェについて紹介します。

■認知症を通じて集う場
認知症カフェは、認知症の診断を受けた人や物忘れが気になる人、家族、専門職、地域住民など誰もが集える場所です。カフェでは、コーヒーやお茶を飲みながら「やってみたいこと」や「困っていること」などいろんな話をすることができます。また、生け花や楽器演奏、手芸など認知症のある人・ない人関係なく、自分の得意なことや持っている力を披露することもできます。ぜひ気軽に参加してください。
市内にある認知症カフェは下表のとおり。毎月の日程を掲載した「認知症カフェつうしん」も発行しています。利用料金など、詳しくは市ホームページで確認できます。本紙二次元コードからアクセス可。

○認知症カフェ一覧

■認知症カフェの管理者、利用者にインタビュー
○笑顔で過ごせる場所 カフェみんなの家管理者 足立 滉平さん
高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられるように、集まった人たちがお茶会や談笑などができ、気軽に集まれる場所としてカフェの運営をしています。ここでは、認知症初期と診断された人だけでなく、一人暮らしや日常生活の悩みを抱えている人など、さまざまな人が集い、他の利用者に悩みを打ち明けたり、励まし合ったりされています。
認知症になると、約束を忘れるなどささいなことから周りの人とのコミュニケーションがうまくとれなくなり、疎遠になってしまう人が多いですが、ここを利用される人は笑顔で交流を楽しんでおられるように思います。この雰囲気を大切にこれからも、気軽に「友達に会いに行こう」と思える地域のコミュニティーの場を作っていきたいと思います。

○毎回参加するのが楽しみ カフェみんなの家利用者 下森 恭子さん
2019年に開設されて以降、よく利用させてもらっています。きっかけは、夫が亡くなり一人暮らしとなったとき、いろんな人と触れ合うことができると地域包括支援センターの人に勧めていただいたことです。私は話を聞くのが好きなので、ここでは年上の利用者から私の知らない体験談やためになる話を聞かせてもらっています。他にも、カラオケで歌ったり、他の利用者の楽器の演奏を聴かせていただいたりできて、毎回参加するのが楽しみです。この場所を大切にしたいので、みんなが気持ち良く過ごせるようにと、カフェの敷地内の草引きやトイレ掃除などの手伝いを行っています。まだ利用していない人は、ぜひ一度足を運んでほしいです。

■認知症に関するその他の取り組み
認知症カフェ以外にもさまざまな事業を行っています。ぜひご参加ください。

○認知症介護家族のつどい
日時:9月12日(火)13時30分~15時
場所:東図書館
内容:参加者同士の交流など
対象:認知症の人を介護している家族

○オレンジデイズ
日時:9月21日(木)10時~15時
場所:七日市公会堂
内容:西舞鶴地域の認知症カフェが合同でカフェを開催。通常の認知症カフェに加え、歯科医師による講話なども実施

○認知症予防講座
日時:9月22日(金)13時30分~15時
場所:中総合会館
内容:医師による基礎的な認知症への理解や病院にかかるタイミング、治療方法などについての講話

○脳を鍛えるわいわい活動
日時:10月から開催
内容:パソコンやスマホアプリ「LINE」を使い、仲間同士で交流をしながら認知機能を鍛える

(共通)
問い合わせ先:高齢者支援課
【電話】66・1018

■世界アルツハイマー月間特別映画上映会
「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~」
母が認知症になっても、父は変わらぬ愛を注ぐ。結婚生活60年を過ぎた90代夫婦の生きる道。
日時:9月24日(日)14時~16時
場所:総合文化会館
問い合わせ先:高齢者支援課

担当:高齢者支援課

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