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《特集2》6月は環境月間です~environment month~(2)

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佐賀県伊万里市

■市の環境状況
市内の環境状況を把握するため、定期的に騒音や水質について調査を実施しています。
ここでは、令和4年度の測定結果を紹介します。

◆自動車騒音
自動車騒音の状況を把握するため、令和4年度は市内2地点で測定しました。測定の結果、環境基準値を下回り、良好な状態でした。
(単位:dB)

測定日:令和5年2月8・9日
観測時間帯:昼間は午前6時〜午後10時、夜間は午後10時〜午前6時
※環境基準は、環境基本法で定められた、達成することが望ましい基準のことです。この基準をわずかに超過しても直ちに健康被害が生じるような数値ではありません。

◆水質
◇河川水
市内3地点で、河川の汚濁の程度を示すBOD(生物化学的酸素要求量)(注1)を測定しました。そのうち、環境基準が設定されているのは1地点で、令和4年度の測定結果は環境基準を下回りました。また、過去3年間の測定値の推移を見ても、すべて環境基準を下回る結果となっていて、河川環境は良好な状態を維持しています。
※注1 BOD(生物化学的酸素要求量)
環境基準の指標として河川の水域で採用され、有機汚濁物質を微生物によって分解するときに必要とされる酸素量のことです。BODが高くなると、水質が悪化し、魚類などが生息できなくなります。

▽河川水BOD(75%値)(注2)
(単位:mg/ℓ)

※注2 75%値
有機物による水質汚濁を示す指標であるBOD(河川水)やCOD(海水)の年間測定結果が、環境基準に適合しているかどうかを評価する際に用いられる統計値のことです。

◇海水
伊万里湾内の2地点で、海水の汚染の程度を示すCOD(化学的酸素要求量)(注3)を測定しました。令和4年度の測定結果は、七ツ島工業団地北側地点で環境基準を上回りました。また、過去3年間の測定値の中にも環境基準を上回ったものがありますが、直ちに環境被害につながる数値ではありません。要因の一つとして、測定時の天候や潮汐などによる影響が考えられます。
※注3 COD(化学的酸素要求量)
環境基準の指標として湖沼および海域で採用され、有機汚濁物質を酸化剤で分解するときに必要となる酸素量のことです。CODが高くなると、水質が悪化し、魚類などが生息できなくなります。測定地点によって環境基準が異なるのは、環境基本法に基づく水域類型の指定があるためです。

▽海水COD(75%値)
(単位:mg/ℓ)

■脱炭素につながるライフスタイルへの転換を
近年、私たちの日常生活や経済活動に伴って排出される二酸化炭素などの温室効果ガスによって世界の平均気温が上昇する地球温暖化が進行しています。
地球温暖化は、豪雨災害や猛暑などの気候変動を引き起こすとされていて、私たちの暮らしや自然の生態系に影響を与えています。
このため、温室効果ガスの排出量をできる限り減らし、食物による吸収量との均衡を保つことで温室効果ガス排出を実質ゼロにする『脱炭素』に向けた取り組みを行うことが必要です。

■伊万里市グリーンカーテンコンテスト
地球温暖化対策となるグリーンカーテンにみんなで楽しく取り組むことで脱酸素社会を推進していくため、コンテストを実施します。
応募期間:8月1日(火)〜31日(木)※必着
応募対象:市内で令和5年4月1日以降にアサガオやゴーヤなどの『つる性植物』を利用したグリーンカーテンに取り組んだ個人および団体
応募方法:
・Logoフォームを利用した電子申請(右の2次元コードから入り、必要事項の入力と写真のアップロード)※2次元コードは本紙参照
・応募用紙を利用した紙申請(用紙と写真を郵送か持参)
審査方法:
・WEB投票(9月1日から8日まで)による評価
・審査委員会による評価
応募部門:
(1)家庭部門/戸建て
(2)家庭部門/集合住宅
(3)団体・事業者
部門最優秀賞(各部門1作品):5,000円分ギフトカード

■地域やまちの課題を『緑』で解決しませんか。
伊万里市緑のまちづくり推進交付金
緑化活動に最大10万円

▽緑のまちづくり推進事業とは
脱炭素につながる快適な暮らしの実現に向けた市民の取り組みと緑豊かで魅力あふれる美しいまちづくりを推進するため、地域の緑化活動に取り組む団体などに交付金を交付する事業です。
▽支援内容
地域の緑化に必要な花の種や苗、プランターといった資材などを購入するための費用の全額(最大10万円)を交付して、地域の緑化の取り組みを支援します。
▽活動内容
公共施設、自治公民館、歩道、沿道、空き地、休耕田、耕作放棄地などで、不特定多数の地域住民が支障なく鑑賞できる用地の緑化に取り組むこと。ただし、土地の所有者または管理人から承諾を得ることが条件です。

対象団体:福祉団体、教育団体、地域活動団体、市民を構成員とする任意団体で公益性を有するものまたは営利を目的としない公共的団体
応募方法:交付申請書に必要書類(経費内訳書、位置図、着手前の写真)を添えて窓口、郵送、メールのいずれかで提出してください。申請書は環境政策課と各コミュニティセンターに備え付けています。
募集開始:6月9日(金)
募集団体数:5団体程度

問合先:環境政策課
・生活環境係・脱炭素社会推進室【電話】23-2144
・リサイクル推進係【電話】23-2145

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