1月2、3日、竹崎観世音寺修正会鬼祭が同寺で行われ、生命の再生と新年の五穀豊穣を祈願しました。
3日13時になると、太鼓と鉦が打ち鳴らされ、行列が参道の石段を駆け上がり、観音堂へ駆け込みました。堂内では院主の法要や太鼓経、魚笠に白いお面を身に「フレイ経」を演じました。
続いて、大聖棒の打ち切りが行われ、赤着物に白い締め込み姿の鬼副が、法要により清められた大聖棒の束を頭上まで持ち上げ、力強く観音堂の床で打ち切ると、縁起を求める観客が我先にと大聖棒を取り合いました。
今年は地元の方も記憶にないという雨天で、例年なら舞台を外に移して行われる演目もそのまま堂内にて執り行われました。
奈良時代から行われている竹崎観世音寺修正会鬼祭は国指定重要無形民俗文化財に、また、祭りの中で演じられる童子舞は佐賀県重要無形民俗文化財に指定されています。
昨年に引き続き童子舞を演じた寺田煌人くんは、「無事に終わってよかった。」と話していました。
※今年の「鬼追い」は中止されました。
●お知らせ
『円座祭』および『御手水の的射り』は、今年も中止となりました。
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