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牛津川の治水対策を進めています

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佐賀県小城市

牛津川では令和元年8月に発生した洪水において、堤防からの越水や排水ポンプの運転調整(停止)が必要となり、大規模な浸水被害が発生しました。
そこで、現在、武雄河川事務所では令和元年8月洪水への対応として、緊急的に以下の3つの治水対策を進めています。
(1)牛津川遊水地の整備
(2)河川内の掘削
(3)堤防の整備
この治水対策を行うことで、牛津川の既往最高水位を記録した令和元年8月洪水と同じ規模の洪水が発生した場合でも、堤防からの越水を防ぎ、安全に洪水を流下させ、排水ポンプの運転調整(停止)の回避を図ります。
※治水対策の位置図は本紙2ページをご覧ください。

■(1)牛津川遊水地の整備
牛津川遊水地は、洪水時に牛津川を流れる水を一時的に遊水地内に取り入れてため込むことによって、牛津川を流れる水の量を減らし、水位を低下させます。
その結果、堤防からの越水を防いだり、牛津川にある排水ポンプの運転を停止させないことにつながり、地域を水害から守ります。
牛津川遊水地は、小城町の上右原地区・下右原地区・山崎地区で整備を進めており、約250万立方メートルの水をためることができる予定です。
※牛津川遊水地の整備状況は本紙2ページをご覧ください。

○牛津川遊水地の計画
・周囲堤
遊水地を取り囲んだ堤防
延長:約4km

・遊水地
大洪水の時に一時的に水を貯留
容量:約250万立方メートル
面積:約90ha

・初期湛水池 全買収
越流堤から入ってきた水の勢いを弱める場所
容量:約9万立方メートル
面積:約8ha

・越流堤
牛津川の水を遊水地に入れる場所
高さ:標高約6.5m(検討中)(堤防天端から約2m下がり)
幅:検討中
※排水能力による

・上流排水機場(新設)
山崎川の水をポンプで排水
能力:10立方メートル/s

・上流水門
遊水地の水の逆流を防ぐ水門

・下流排水機場(新設)
遊水地内の水をポンプで排水
能力:21立方メートル/s(既設:4立方メートル/s)

・下流水門
牛津川の水の逆流を防ぎ、遊水地の水を排水

■(2)河川内の掘削
河川内の土を掘削することで、牛津川の水を流れやすくし、川の水位を低下させます。

■(3)堤防の整備
堤防を整備する(川幅を広げる:100m程度)ことで、牛津川の水を流れやすくし、川の水位を低下させます。
※堤防整備のイメージ、堤防整備状況は本紙3ページをご覧ください。

■治水対策の効果
牛津川遊水地の整備、河川内の掘削、堤防の整備を実施することで、令和元年8月洪水と同じ規模の洪水に対して、砥川大橋付近で約1mの水位低減効果を見込んでいます。
水位が低下することで、堤防からの越水を防ぎ、安全に洪水を流下させ、排水ポンプの運転調整の回避を図ります。
整備対象地区にお住まいの方々で、土地の提供や住み慣れた地域から移転される方がいらっしゃいます。下流域の被害軽減のために、ご理解・ご協力をいただきながら、引き続き整備を進めています。

○治水対策の水位低減効果

問合せ:
・建設課(東館1階)〔担当:永ノ間・松尾〕【電話】37・6120
・国土交通省 九州地方整備局 武雄河川事務所 流域治水課【電話】0954・23・5151

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