人が住まなくなった家は、急速に劣化していきます。「数年に1回見ているから大丈夫」と思っていても、目に見えない部分から劣化することがあります。
有田町内には600(令和4年)を超える空き家があり、空き家敷地内の樹木や雑草に関する苦情、屋根瓦の落下による周辺道路利用者などへの危険を危ぶむ声などが寄せられています。また、空き家を放置したままにしておくと、老朽化による倒壊、台風や強風による屋根や外壁の飛散など、周囲への危険が増大するだけでなく、地域力の低下につながる恐れがあります。
町内に空き家を所有されている方は、定期的な建物の点検と適正な管理に努めていただきますようお願いします。
■周囲への影響
・台風や強風により、屋根(瓦)や外壁が飛散することがあります。適正な管理が行われておらず、通行人や車両等にケガ等を負わせた場合、所有者に損害賠償や慰謝料を請求されることがあります。
・害獣が侵入しやすい環境になっていると、害獣等のすみかになることがあり、近隣住民の方の生活環境の悪化につながります。
・敷地内が管理不全だと不審者の侵入、放火による火災、ゴミの不法投棄などにつながり、地域の防犯力の低下につながります。
■点検のポイント
・屋根材の劣化やずれ、瓦の落下
・雨どいの破損、外壁の破損
・ドアやサッシの損傷、建てつけ異常、窓ガラスの割れなど
・雨漏りによる天井や床の腐食
・湿気による土台の腐食の確認
→建物の老朽化が進まないような対策をお願いします。所有者自身で対応が難しい場合は、大工さんや建築業者等に相談してください。
・植栽(樹木)や雑草の繁茂
・害虫・害獣の発生
→定期的な樹木の剪定、除草作業、害獣が住みつかないような対策をお願いします。
詳しくは総務課
【電話】46・2111
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