有田町の国際交流員、テオマン・アラス・エロヌさんのコラムです。
ドイツではクリスマスの4週間前に、特別な期待感とともに、祝祭「アドベント」が始まります。有名なのはアドベントカレンダー。これは12月1日から24日まで、毎日1つずつ開ける24の扉があるカレンダーで、それぞれの扉の後ろには通常はチョコレートや小さなプレゼントなどが隠されています。
また、同時期には有名なドイツのクリスマスマーケットが都市部を彩ります。マーケットは例年11月下旬から始まり、そこではクリスマスの装飾から手作りの贈り物、グリューワイン、伝統的な料理など色々なものを買うことができます。
ドイツではクリスマス前夜の12月24日は重要な祝日です。家族が集まり、お祝いの食事の後に、プレゼント交換が行われます。この時期のドイツの家庭で欠かせないのはクリスマスツリーで、多くの場合、クリスマス前夜に飾られます。ライト、ボール、時には本物のキャンドルで飾り付けられたツリーは、祝祭と喜びの象徴です。また、クリスマスといえばごちそうですね。地域によって異なりますが、人気のある料理はガンスブラーテン(ガチョウのロースト)、カルトッフェルザラート(ポテトサラダ)とソーセージ、さまざまな種類のクッキー、そして有名なレープクーヘン(ケーキの一種)があります。豪華な料理を想像しながらコラムを書いていたらお腹が空いてきました。(笑)
ドイツ人にとってのクリスマスは深く根付いた伝統、家族の温もり、祝祭の行事です。皆さんも機会があればドイツでクリスマスを過ごしてみてください。
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