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みんなで見守ろう!子どもの明日~児童虐待防止~vol.24

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佐賀県有田町

■あなたを待っている子どもがいます 里親になりませんか
里親は、さまざまな理由で実の親と暮らせない子どもを温かな家庭に迎え入れ、養育する制度です。
里親について理解を深めてみませんか。

▼里親が求められる理由
親の病気や障害、死亡、貧困、虐待などにより、自分の家庭で暮らすことのできない子どもが、佐賀県には約300人います。そのような子ども達の多くは、現在、児童養護施設で暮らしています。そして、その子どもたちは自分のことをずっとみてくれる存在、それにより満たされる安心感を得る経験が不足しがちです。
子どもが明るく健やかに成長していくためには、温かい家庭が必要です。施設ではどうしても補えない家庭の温もり、それを与えていただけるのが里親です。

▽里親になるための手続き
(1)佐賀県中央児童相談所へ相談
(2)里親研修(基礎研修)
(3)里親登録の申し込み
(4)里親研修(登録前研修)
(5)家庭調査(児童相談所が家庭訪問)
(6)認定(知事が適否を審査)
(7)登録(里親としての登録)

▼里親Q and A
Q1:里親になるためには資格がいりますか?
A1:特別な資格は必要ありません。子どもが好きで、健康で、経済的にも安定していて、明るい家庭であれば、どなたでも申し込めます。ただし、里親研修を受ける必要があります。

Q2:独身なのですが、里親になれますか?
A2:子どもを適切に養育できると認められる方については、必ずしも配偶者がいなくても登録を受けることができます。

Q3:里親には年齢制限がありますか?
A3:法律上の規定はありません。ただ、子育てには体力・気力が必要ですので、養育が可能かどうか検討するためには年齢もある程度は考慮します。

Q4:うちはそこまで裕福な家庭ではありません…
A4:子どもの養育をお願いする際には、里親手当などの経済的援助があります。その他、日常生活にかかる費用や教育費、児童手当、医療費などの支援もあるため、里親の家計に新たな負担が生じることはありません。ただ、子どもを養育するためには、養育者自身が自立しておく必要があるため、生活保護を受給していたり、非課税世帯など経済的に安定していると認められなければ認定を受けられない可能性があります。

Q5:里親になるってことは養子をとるってこと?
A5:養子縁組を前提とした「養子縁組里親」もありますが、親に代わって一時的に養育のみする「養育里親」もあります。養育里親は、数日~数カ月の短期間だけ子どもをみていただくこともあります。

▽里親の種類
養育里親:家庭に戻れるまで、または自立するまでの期間(短期・長期)養育する家庭です。
養子縁組里親:養子縁組を望まれる子どもを自分の養子として養育することを希望する家庭です。
専門養育里親:虐待や障害など、専門的ケアを必要とする子どもを養育する家庭です。
親族里親:親が死亡、行方不明などにより、祖父母など2親等以内の親族が養育する家庭です。

Q6:里親についてもっといろいろ聞いてみたい!
A6:「佐賀県里親支援こねくと」(児童養護施設「慈光園」内)に問い合わせていただくと、詳しい話が聞けます。
【電話】0955・73・1988

相談先:
有田町役場子育て支援課【電話】25・9200
佐賀県北部児童相談所【電話】0955・73・1141
児童相談所全国共通ダイヤル【電話】189(イチハヤク)

詳しくは子育て支援課
【電話】25・9200

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