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旬トピ!~Timely Topics in HYOGO~(3)

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兵庫県

◆6 親と離れて暮らす子どもを家庭に迎える方法はさまざまです
一口に里親といっても、一定期間家庭で養育する「養育里親」、法的にも親子関係になることを前提とした「養子縁組里親」のほか、児童養護施設の子どもを週末のみ預かる「週末里親」、正月や夏休みに受け入れる「季節里親」などいろいろな種類があります。また、里親は必ずしも子どものいない夫婦である必要はなく、独身の人も、子育て中の人も、要件を満たせばなることができます。10月は里親月間です。さまざまな事情で家族と暮らすことができない子たちを温かく迎え入れ、心身の成長を支える存在になりませんか。(県児童課)

◇里親 北嶋衣布実さん(西宮市)
ありのままのわが家を体感してもらっています
2011(平成23)年12月、夫婦で話し合い里親に登録して以来、季節里親から始まり、養育里親をしたり、一時保護の子どもたちを預かったりしてきました。季節里親は、全然知らない子が突然やって来るわけではなく、児童養護施設で子どもたちと何度か交流して相性を見てマッチングされます。私たちは中学1年生と2年生の女の子を、高校を卒業するまで年2回、数日間ずつ継続して受け入れてきました。施設で育った子は親と暮らした経験がない・少ないため、大人になりいざ結婚しても家庭をイメージできないから負の連鎖を断ち切れないというケースがあります。家庭を体感として味わい、外出先で好きなものを注文する、家族で話し合いながら予定を組むなど世間では当たり前とされることを経験してもらうのも、季節里親の役目。ありのままの北嶋家に入ってもらい、施設ではできない経験をさせてあげたい、子どもらしい時間を過ごしてほしいと考え実行してきました。気負わず接するようにしており、一緒に過ごすうちに子どもたちの笑顔が増えることに喜びを感じています。必要としている子の数に比べて、里親はまだまだ不足しています。ぜひ1人でも多くの人に制度を正しく理解し、里親に登録してもらいたいです。

・施設で暮らす子たちに少しでも寄り添えればと里親を続ける北嶋家。子どもたちも「一緒に遊んでくれて楽しい」と大歓迎。

問合せ:県児童課
【電話】078-362-4224【FAX】078-362-0061

◆7 外国にルーツを持つ子どもたちに学力向上と社会体験の機会を
―ひょうごのSDGs 県や県内の企業・団体が進めるサステナブルな活動を紹介―
県立大学の学生で構成する「学生団体Jyoto’s」(姫路市)は、県青少年本部が実施する2023(令和5)年度「SDGs HYOGO青年チャレンジ事業」の実施団体に選ばれています。立ち上げメンバーで、環境人間学部4年生の池田康大さんに活動の目的やモットーなどを聞きました。(取材・文 本紙編集部)
・大学見学ツアーでは授業にも参加。

Q.活動の目的は。
外国にルーツを持つ市内の子どもたちを支援する「城東町補習教室」を存続させることです。ゼミ活動の一環で教室に参加し、その必要性を痛感。継続には若い力が不可欠だと、昨年7月、同級生5人で「学生団体Jyoto’s」を立ち上げました。現在は、15人のメンバーが交代で毎週土曜の教室に講師として参加するほか、年に1~2回、独自のイベントを開催し、子どもたちに社会体験の場を提供しています。

Q.イベントの内容は。
昨年度は高校生対象の大学見学ツアーを実施し、本年度は12月に西宮市の職業体験施設に行く予定です。狭いコミュニティーの中だけの生活になりがちな子どもたちに、広い世界を知ってほしいと思っています。

Q.活動のモットーは。
常に「子どもたちファースト」であること。そして、自分たちも楽しむということです。今後もモットーを忘れず、教室の支援と社会体験イベントの実施の2本立てで活動していきます。

◇SDGs HYOGO青年チャレンジ事業とは
地域や他団体と連携してSDGsの推進に取り組む、青年を中心とする団体・グループを支援。本年度は9団体が選ばれ、県内各地で活動しています。

問合せ:県青少年本部
【電話】078-891-7410【FAX】078-891-7418

◆8 オールひょうごで取り組む1週間
―ひょうごのSDGs 県や県内の企業・団体が進めるサステナブルな活動を紹介―
10月23日(月)~29日(日)の1週間を「ひょうごSDGsWEEK」として、県だけでなく民間企業や団体なども一体となってSDGs推進に向けた多彩な事業を展開します。例えば、家庭で余った食品を持ち寄って福祉団体に寄付し、食品ロス削減と困窮者支援につなげる「ひょうごフードドライブ運動」を、県内7カ所の県庁舎で実施。また、障害福祉サービス事業所で作った弁当や雑貨などを販売する「+NUKUMORIマルシェ」を26日(木)に県庁1号館中庭で開催するなど、県民の皆さんが参加しやすい企画もたくさん用意しています。(県SDGs推進課)
・フードドライブ運動は、こののぼりが目印!未開封で賞味期限まで一定の期間があるものなどを受け付けます。

問合せ:県SDGs推進課
【電話】078-362-3579【FAX】078-362-3993
「ひょうごSDGs WEEK」検索

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