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自治体の皆さまへ

令和5年度 施政方針を表明『未来応援 住みたいまち たつの』(1)

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兵庫県たつの市

令和5年度の施策と取り組みを市民の皆さんにお伝えします。

コロナ禍で意識・行動が変容し、社会のあり方がこれまでと大きく変わろうとしている今、たつの市の輝く未来を切り開く気概をもって、夢を拡げる未来のかたちを描き、市民一人ひとりが温もりややすらぎを感じ、健やかに過ごせる暮らしを取り戻すとともに、地域経済の回復・成長や雇用の創出に努めてまいります。
また、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策の徹底により、各事業が再開される中で、3年ぶりに「たつの市民まつり」を開催することができました。市民の一体感や未来を担う若者の発信力に触れ、改めて、まちづくりは「市民が主役」であることを深く心に刻んだ次第でございます。
新たな商業施設の誘致により、地域の活力を牽引し、雇用とにぎわいを創出する「龍野IC周辺まちづくり区画整理事業」につきましては、本市の経済成長の原動力として全力で取り組んでまいります。
一方、国では、「新しい資本主義」を提唱し、これまでの地方創生の取り組みをデジタル技術を活用して加速化・深化させることにより、持続可能な環境・社会・経済を目指す「デジタル田園都市国家構想」を進めるとしています。
本市におきましても、最重要課題である人口減少・少子高齢化をはじめとした地域課題の解決や、質の高い市民サービスを実現するため、デジタル技術を活用した業務改善の取り組みを加速し、「書かない窓口サービス」を開始するなど、積極かつ着実に推進してまいります。
近い将来、発生が懸念される南海トラフ地震のほか、気候変動により頻発・激甚化する自然災害につきましては、防災設備の更新や地域消防力の向上などにより、災害に強いまちづくりを推進してまいります。
引き続き「未来応援住みたいまちたつの」の実現に向けて、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」を根本に据えながら、あらゆる人が健やかに暮らせる、包摂社会の実現に努めるほか、さまざまな行政課題に対し剛毅果断に取り組み、基礎自治体の長として「市民の生活と財産を守る」市政運営に邁進してまいります。

■1 人を育み、誰もが健やかに暮らせるまちづくり

子どもは、未来を担う大切な宝であることから、子育て世代から「子育てするならたつの市」として選ばれるよう、魅力を高めてまいります。
妊娠・出産・育児の不安や困りごとなどに寄り添う伴走型相談支援や出産・子育て応援金の給付のほか、児童福祉と母子保健との一体的な支援体制整備の準備を進め、安心して出産・子育てができる環境づくりに取り組んでまいります。
繰り返される通園バス置き去り事故を教訓として、通園バスへの安全装置の設置や職員間で園児の登降園管理等の情報を共有できる保育支援システムを導入し、園児の安全確保を徹底いたします。
小・中学校におきましては、「たつの市小中一貫教育基本方針」に基づき、義務教育9年間を見通した小中一貫教育を推進し、新宮地域では、本市で初となる小中一貫校の設計業務に取り組んでまいります。
小・中学校の適正規模・適正配置につきましては、学校教育と直接関係のある児童生徒や保護者、地域との対話を重ね、丁寧に進めてまいります。
未来を担う子どもたちのため、「たつの未来基金」の活用により、通学児童の熱中症対策として汗吸収背あてパッドの配布や小学校普通教室への電子黒板導入、中学校文化部の発表の場を創出いたします。
児童生徒の不登校の未然防止や早期の改善のため、不登校サポートチームを設置するほか、学校部活動につきましては、学校と地域が連携した体制整備を検討してまいります。
学校給食につきましては、4月から北学校給食センターが稼働し、中央学校給食センターとの2センター方式に移行します。味はもちろん、安全・安心で栄養バランスのとれた給食を提供いたします。
他方、高齢者が安心して生活できるよう、離れて暮らす家族による見守りができるICT機器の購入を補助し、高齢者の不安感の軽減に努めてまいります。
社会問題となっている、ひきこもり状態にある方に対し、家族と別に過ごすことができる居場所の確保や、相談員等による訪問支援を実施いたします。
障害のある方の社会参画を促進するため、障害者レクリエーション・スポーツ交流(らくスポ)や芸術文化活動の振興に努めてまいります。

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