特集 みんなで作る!持続していく上郡づくりの仕組み

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昨年6月に町と連携協定を結んだ早稲田大学人間科学学術院の佐藤将之教授と研究室の学生が、5月11～12日に上郡町を訪問

■佐藤教授講演会を開催
町内で活動している皆さん、上郡高校生、早稲田大学研究室の学生が参加しました。
・様々な世代が集い語りあえる空間づくりが必要
・町外の視点から町を見ることで価値があると感じるものや場所がある
・町に住むだけでなく、これが町にできてほしいということを考えて行動してほしい

■講演後、参加者でグループワークも行いました!
トークテーマ：上郡町でこれがしたい!あれがしたい!
・キャンプ場や泊まれる場所を作りたい
・アユのつかみどりがまたやりたい
・居酒屋キッチンカーを始めてみたい
・ドッグランができる場所をつくりたい

■早稲田大学学生初のフィールドワーク
教授と学生が町内の各施設を訪れ、活動している皆さんと懇談しました。
各所を訪問した学生たちのコメントを紹介します

▽赤松手づくり鎧かぶとの会
・部品ごとの販売も開始できれば面白そう
・旅行者がすぐに作れるようなストラップサイズでの製作体験があると嬉しい
・流行りのアニメとコラボした甲冑が作れたら話題になるのでは

▽しらはた農園MOTO
・近くの飲食店と連携して町内にもっと広めてほしい
・パッケージのデザインを色んな世代の人が作成したら面白そう
・長年ぶどう農家を営んできた皆さんでイベントを開催してほしい

▽ひがし蔵
・蔵の中に入ると過去にタイムスリップしたような感覚を感じた
・アート作品を集めて展示会を開いてほしい

▽地域おこし協力隊岡部さん宅
・ヤギミルクの乳製品としらはた農園MOTOさんのワインを組み合わせたい
・子どものヤギと観光客が触れ合える場を作ってほしい

▽地域おこし協力隊野邉さん　鞍居地区ふるさと村づくり協議会
・金出地ダムの珍しい植物をもっとアピールしてほしい
・子どもだけでなく保護者も巻き込んだイベントを行ってほしい
・空き家を改築して泊まれるようにしたり、キャンプができる場所を作ってほしい

▽交流広場「たかた」協議会　カフェ・モリンガの里
・学生と料理教室をしても面白そう
・SNSやYouTubeを通じてモリンガ料理や上郡の人柄の温かさを発信してほしい
・モリンガ料理のバイキングをイベントのときに行ってほしい

▽喫茶ヨット
・スパイスの効いたカレーが本格的で美味しかった
・モロどんをメニューや看板でもっと宣伝してほしい

▽佐藤教授サテライトラボ
・早稲田大学の学生や教授が滞在していたら看板を出して町内の人と立ち話ができるようにしたい
・町で活動している人たちの相談所にしていきたい

「すべての世代が愛着を持ち、住み続けられる町の実現」には、身近な地域で支え合い、人とのつながりを深める居場所や仕組みづくりが極めて重要です。そのためには、地域で様々な活動を行っている皆様が一同に集まり、つながりを深め、活動を活発にしながら、新たな人を引き込む土台が必要であると考えました。
上郡町は昨年、早稲田大学人間科学学術院との連携協定という大変貴重なご縁をいただきました。このたび、「地元ぐらし型まちづくり」で多数の成功事例を持つ佐藤教授からご講演をいただき、上郡町より小さな町での成功事例や、その仕組みもご紹介いただきました。
大切なことは、上郡町の良いところを多くの人に知ってもらうために、町の魅力や強みを「見える化」させることです。今回のイベントを通じて、「あれもこれもやってみたい」「みんなでやれば何かできそうだ」といった前向きな気運が確実に高まったと思います。皆様と一緒に楽しみながらアイデアを出し合い、魅力的な町を創っていきましょう。
今後の取り組みに大いに期待しています。
梅田修作町長

上郡町の皆さんとお話させていただくと、全員思いがたくさんあり、個々に素敵な活動をされていると感じました。そんなまちづくりのプレイヤーたちがタッグを組むこれからがとても楽しみです。
「まちづくり」の本質とは、個人や集合の調整を行いながら、それぞれの活動を支援しあい、共感しあう場をつくることだと考えております。皆さん一人ひとりがプレイヤーですので、力を合わせながら、楽しく盛り上げてまいりたいと思います。皆さん、今後ともよろしくお願いいたします。
早稲田大学　佐藤将之教授

■佐藤教授の今後の来町予定
6月21日(水)～23日(金)、7月28日(金)～29日(土)
8月、10月、11月も調整中!広報かみごおりなどでお知らせします。
相談などを希望する人は、企画広報課までお知らせください。
企画広報課【電話】52-1112【E-mail】kikaku@town.kamigori.lg.jp