町では、健康寿命の延伸や子どもの健全育成、地域のつながりなど、町が抱える課題をスポーツで解決に導く指針として「第2期生涯スポーツ推進計画」を策定しました。
◆佐用町のスポーツの現状
町の高齢化率は、44%を超える県下一の高水準になっているほか、少子化の波も著しく、町内の小中学生はこの20年で約6割減少しています。このことは、町内のスポーツ活動にも大きな影響を与えており、競技団体や競技者の減少、指導者などの後継者不足が大きな課題となっています。
◆できることから始めましょう
スポーツ(運動)は身構えてするものではありません。ジャージに着替えなくても、運動靴に履き替えなくてもできます。例えば、家事や仕事の合間に体操したり、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使ったり、近場は車を使わず自転車や徒歩にしたり。まさしく“気分転換”のつもりで始めてください。健康に勝る財産はありません。長く続けられるよう、無理せず少しずつできることから始めましょう。
◆佐用町のスポーツを推進する5つの柱
◇基本施策1
・スポーツに取り組む きっかけづくり
手軽なレクリエーションスポーツを基本に、子どもから高齢者までが参加できるスポーツの推進を図ります。
◇基本施策2
・健康増進のためのスポーツ推進
健康寿命の延伸を図るための施策を、専門職や関係機関、関係団体との連携を図りながら推進します。
◇基本施策3
・スポーツに親しめる環境の運用・整備
スポーツで地域の交流を促進し、地域社会の活性化に寄与できるような運用をめざします。
◇基本施策4
・競技力向上のための環境支援
町民のスポーツ活動の中核的な存在である体育協会の支援や、スポーツ指導者などの発掘・育成を図ります。
◇基本施策5
・広域連携の強化
近隣自治体などと連携し、著名なスポーツチームや選手による大会や練習会などを誘致します。
●スローガンの応募ありがとうございました
計画のスローガンは公募により決定しました。38名54作品の応募があり、審査の結果、佐用中学校2年の高橋風華(ふうか)さん(本位田甲)の『スポーツで 生涯もっと 生き生きと』が最優秀作品として採用されました。高橋さんは、「スポーツをすることで、町民のみなさんが生き生きと過ごし、いつまでも健康でいてほしいと願いを込めました」と話しました。
問い合わせ:生涯学習課
【電話】82-3336
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