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特集1:これからの学校のカタチ~学校規模適正化~(2)

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兵庫県加古川市

■学校規模適正化への取り組み事例 両荘みらい学園
両荘地区では平成29年からオープンミーティングや説明会を重ね、令和2年に平荘小・上荘小学校、両荘中学校を「施設一体型小中一貫校(義務教育学校)」にすることを決定しました。開校準備委員会を立ち上げ、議論を重ね、来年4月の開校に向けて準備が進んでいます。「両荘みらい学園」という校名には、「平荘・上荘の2地区が手を取り合って、地域で子どもを育てたい」「子どもたちが、両荘地区や自分たちの未来について、夢見ることを楽しめるような学校になってほしい」などの思いが込められています。

●9年間の教育課程
4-3-2制を導入し、特色あるカリキュラムと魅力ある取り組みを進めます。

○目指す子どもの姿
1st Stage:前期4年
・学習習慣・学び方を身につけ、学びを楽しもうとする
・地域を好きになり、様々な人と進んで触れ合おうとするなど

2nd Stage:中期3年
・自ら課題を発見し、主体的・協働的に解決をめざそうとする
・地域に目を向け、そのよさを発見し、発信しようとするなど

3rd Stage:後期2年
・身につけた力を生かし、未知の状況に挑もうとする
・多様性を受け入れ、自他の生命や心を大切にしようとするなど

Pick Up
・1年生から英語科を導入
・地域の資源を生かした「ふるさとみらい科」の新設
・9学年が同じ校内で過ごすことで生まれる異学年交流の促進

今も小学校同士をリモートでつないであいさつや、交流授業をしています

昨年度は中学校でのAll English Dayに平荘・上荘小の6年生も招待しました

●住民参加の学校作り
○校名・校章
両荘地区の住民や学校関係者から校名やデザインを募集しました。
校章は184の応募の中から決定しました。
校章には3校のスクールカラーが使われているんだって!

○校歌
両荘地区の住民などから募集。324のフレーズが届きました。作詞作曲を花*花さんが担当し、各校での交流会では児童生徒が校歌への思いを伝えました。

○標準服・スクールバッグ・体操服
両荘地区の各校園長と各保護者の代表からなる検討委員会の下、デザインや素材などを選定。児童生徒や保護者のアンケートを参考にしました。今年度から希望者が着用しています。

ブルーのチェックがお気に入り!

●地域とのつながり
○公民館や市民センターとの複合化
学校敷地内に公民館や市民センターが移設されます。さまざまな世代の人々が触れ合い、学び合える施設を目指します。

公民館は地域と学校をつなぐ場所。縦横のつながりが広がり、地域っていいなと皆さんが感じられる活動ができると良いですね。
両荘公民館:青山館長

○学校図書室の地域開放
学校教育活動に支障がない範囲で市民に開放します。本を借りたり読んだりするだけでなく、自習スペースとして活用することもできます。

卒業しても友達と勉強しに来たいです!

●一部にスクールバスを運行
通学距離が
1. おおむね2km以上の1~6年生
2. 2km以内だが通学時の安全性を確保
できない地域に住む1~6年生はスクールバスを利用します。
※7~9年生は徒歩か自転車で通学。

開校準備だよりを発行しています。
くわしくはこちら(※本紙参照)

■思いをつなげる新しい学校が始まります
両荘みらい学園には全9学年が集まります。これは子どもたちにとって一番の身近な「社会」となるでしょう。生徒には、小さい学年にとってのモデルとして、どのような行動をとり、どうあるべきかを自分なりにしっかり考えて学校生活を送ってほしいと思っています。両荘中学校は76年にわたる歴史と伝統に支えられ、地域や家庭、教職員、そして生徒自身の熱い思いが受け継がれてきました。平荘・上荘小学校にはさらに長い歴史があります。来年はその名のとおり「みらい」に羽ばたく子どもたちの育成を担い、地域の思いが存分に込められた学校が誕生します。生徒には、それぞれの伝統を受け継ぎ、しっかりと両荘みらい学園につなげていってほしいですね。
両荘中学校:神吉校長

問い合わせ:教育総務課
【電話】427-9336

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