文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集1:これからの学校のカタチ~学校規模適正化~(1)

2/68

兵庫県加古川市

これからの学校のカタチ~学校規模適正化~
※この記事に関連したSDGs項目は、4番

皆さんの地域の小・中学校は今、どのような状況か知っていますか?

■(01)あなたが通った小・中学校はどんなクラス数・人数でしたか?
学校は、勉強をするだけではなく、子どもたちが集団の中でさまざまな考えに触れることができる大切な場所です。
子どもたちが互いに認め合ったり協力しあったりという人間関係を築きながら、一人一人が持つ個性や能力を伸ばすような教育活動を行うためには、人数が多すぎても少なすぎても難しいことがあります。
全国的な少子化の中、市内では、昭和60年代前半から児童生徒の数が徐々に減少し、市全体で学校の小規模化が進む傾向にあります。皆さんが通っていた頃のクラス数・人数と比べ随分少なくなっていると感じるかもしれません。
特に減少傾向の強い地域では、今後1学年1クラスの小規模校は増えていくことが予想されます。

○小学校児童数の推移
ピーク時:26,854人(昭和57年度)
H23年度:16,053人
H29年度:14,557人
R5年度:13,241人
R11年度:(予測)10,738人

○中学校生徒数の推移
ピーク時:13,933人(昭和62年度)
H23年度:8,266人
H29年度:7,260人
R5年度:6,908人
R11年度:(予測)6,028人

■(02)学校の「適正な」規模とは
市では、より良い教育を行うために次のように学校の適正規模を定めています。
すでに1学年1クラスの学校がある地域や、将来同様の可能性がある地域には説明会などを開催し、住民の皆さんに現状を知ってもらう機会を作っています。
○加古川市の小・中学校適正規模
小学校:12~24クラス(各学年2~4クラス)
中学校:9~24クラス(各学年3~8クラス)

○学校規模適正化に関するこれまでの取り組み
[平成29年]
・オープンミーティングの開催(両荘地区・志方地区)

[令和元年]
・市立小学校・中学校の学校規模適正化及び適正配置に関する基本方針の策定
・オープンミーティングの開催(両荘地区)

[令和4年]
・オープンミーティングの開催(東神吉地区・志方地区)

■(03)もしあなたの地域の学校が小規模校だったら
今はまだ大丈夫。でも、10年、20年先のことを考えてみましょう。1クラスの人数が少なくなることで子どもたちのつながりも限られてしまい、学びが広がらない、新しい考えが生まれづらいなど学びの機会が減ってしまうかもしれません。子どもたちがより良い環境で学び続けられるように、将来の学校の姿を次のように変えていくこともできます。

・小学校を統合する
・校区を再編する
・小中一貫教育を導入する(義務教育学校など)など

学校規模適正化くわしくはこちら(※本紙参照)

地域により学校の在り方はさまざまです。家族や近所の人たちなど、周りの人とあなたの地域にある「これからの学校のカタチ」について話し合ってみませんか。

「子どもたちにとってより良い環境を考えよう」
「新しい試みも大切!」
「伸び伸びと学べるこのままの学校がいい!」
「母校がなくなってしまったら寂しい」

■合意形成のイメージ
(01)説明会の開催
地域住民や関係者に現状を伝え、考えるきっかけを作ります
対象:町内会/PTA/就学前児童の保護者/学校運営協議会 ほか

(02)アンケートなどの実施
地域住民・関係者の意見を集めます

(03)学校運営協議会などから要望書の受け取り
集まった意見・要望を基に、教育委員会が学校の在り方を決定します

○皆さんの思いを大切に、話し合いを重ねます
これからの学校規模について、保護者や地域の皆さんに「子どもたちにとって望ましい教育環境はどのようなものか」を考えていただくことが何よりも大切です。PTAや地域の集まりに伺って地域の学校の現状についてお話します。ぜひお声掛けください。一緒に考えていきましょう。
教育総務課:岡本係長

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU