文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 広報担当の青春日記2023夏 #がんばれ多可町っ子(4)

4/63

兵庫県多可町

■多可町っ子ファイル7 限界を感じた世界 #走る #リベンジ #全国の壁
◆橋詰竜輝(たつき)さん(社高校2年生)
加美中学校出身。社高校体育科で陸上部に所属。400m、4×400mリレーで令和5年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場。

▽失うものがない挑戦者
「失うものが何もないから、前半からぶっとばして、練習で鍛えた根性で走り抜けます。」
社高校2年生の橋詰竜輝さんは、今年の夏、個人400mと、団体として4×400mリレーで全国高校総体に出場しました。
「1年生のときはケガが多くて、絶好調ではないままインターハイの予選に挑みました。その中で近畿を勝ち上がることができたのは、大きな成長だったと実感しています。」
小さい頃から走ることが大好きだった橋詰さん。ケガを乗り越えた全国の舞台で知ったものは…。

▽初めて感じた怖さ
「今までは、勝てる人数のほうが多かった。でも、全国は根性だけじゃ通用しない世界でした。全然歯が立たなくて、限界を感じました。」
個人、リレーともに準決勝進出を果たしましたが、全国の壁は大きく立ちはだかりました。
「集中しようとするけど緊張して落ち着かなくて。自分の未熟な部分を痛感したので、これからしっかり力をつけて、来年リベンジします。」
自分より上の世界を目の当たりにした夏。
「大会後は、1本1本集中して質の高い練習を意識しています。自分の目標まではまだまだ遠い。今年、引退した先輩の思いを引き継いで、絶対に全国優勝を掴みます。」

■多可町っ子ファイル8 普通科の苦悩 #誇り #ポジティブ #わくわく
◆山田那月(なつき)さん(社高校2年生)
加美中学校出身。社高校で陸上部に所属。令和5年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)で、4×400mリレーに出場。

▽毎回泣きそうになる
「リレーは毎回めちゃくちゃ緊張します。泣きそうになる。」
社高校2年生の山田那月さんは、今年の夏、金川さん、橋詰さんとともに、全国高校総体に出場。4×400mリレーに選手として選ばれました。
「他のメンバーは体育科だけど、自分は普通科なので、体育科に必死でついていっていました。1つ上の先輩に普通科の人もいなかったので、どう動くべきか、考えながらの日々でした。その結果、自然と記録が伸びてきて。1年生の1年間はあっという間でした。」
社高校としての責任感をずっと感じていたという山田さん。その社の名前を背負っての全国を仲間とともに掴みました。

▽不安以上のわくわく
「全国は、初めてで不安もあったけど、それ以上にわくわくしていました。来年に向けて、自分がどれくらいの位置にいるのかを確かめたいという気持ちもありました。」
初めての全国。山田さんは、4×400mリレーの予選を走りました。
「先輩が準決勝、決勝としっかり走れるように、自分が予選を走って勝ち上がる。すごくやりがいがありました。」
山田さんは、個人種目として400mハードルもありますが、今年は全国出場を逃しました。
「予選落ち、悔しかったです。調子も良くて正直全国も狙えていた。自分の力が足りていないということも実感したので、練習を積んで、来年はリレーとハードル、両方で優勝を目指します。」
全国という舞台がくれたのは、悔しさだけじゃない。その経験が、自信となり糧となる。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU