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ふれあい

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兵庫県多可町

■今の教科書は
教科書は、教科内容に適切に関連付けされたイラストやグラフ・写真などが多く掲載されています。
先日、小学校の教科書を見る機会があって驚いたことがあります。教科書も時代に合わせて変わっているのは当然ですが、ジェンダーや人権、国籍、福祉等に配慮された教科書づくりがしてあることに気づきました。
例えば3年生の理科の教科書を見ると、子どもたちが実験・観察をしている写真の中に、国籍はわからないのですが、いわゆる日本人の容姿でない児童が混じっています。今や多くの学校の中で見られる当たり前の風景なのかも知れません。
異文化への理解、多文化共生への意識や視野を自然に育むよう配慮され、重要な役割を果たしています。
また、ある場面では、車椅子に乗った児童が実験しています。障がいがある人々に対する理解と共感を育みます。
中学校で使っている英語の教科書は、教科の特性からとても国際的です。本文に登場するのは、日本、アメリカ、中国、イギリス、インド、オーストラリアなどの生徒で、自然に国際性が身につくのが期待されます。
この頃よく目にする「ダイバーシティ(Diversity)」ということばは、多様性を意味します。
一つの集団の中で、年齢、性別、人種、宗教、文化、価値観や趣味嗜好、政治的信条など、さまざまな属性の人が集まった状態をいいます。
外見はもちろんのこと、内面が他人と違うのは自然なことです。目で判別できる違いもあれば、外見では判別しにくい違いもあります。
違いを認めたり受け入れたりするための配慮や態度、行動を促すこと、多様性を尊重することの重要性を伝えること、文化や人種などいろいろなバックグラウンドや個性をもつ人が、力を合わせながら互いを思いやって暮らしていくための「ダイバーシティ教育」が、今後ますます必要です。

問合先:人権啓発推進室
【電話】32-1389

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