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ふれあい

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兵庫県多可町

■性的少数者への理解
令和5年度の住民学習会が7月から始まりました。今年度も全集落での開催が予定されています。
学習内容は、人権に関するビデオ視聴、人権落語、認知症サポーター養成講座、人権に関連した施設への視察研修など多岐にわたって計画されています。その中でも多くの集落で計画されているのが、本年度の兵庫県人権啓発ビデオ『バースデイ』を使った学習です。このビデオは、「性の多様性を認め合う〜誰もが自分らしく生きられる社会をめざして〜」をテーマに、トランスジェンダーの若者とその家族の苦悩を描いた作品です。
ここでまず、性の多様性やトランスジェンダーについて少し説明します。性を構成する要素には、身体的な性(からだの性)だけでなく、自分自身が認識している性(こころの性)、恋愛感情などの性的指向がどの性に向いているか(好きになる性)、言葉や振る舞い、服装などで表現する性(表現する性)の4つがあります。
そして、それぞれの要素の組み合わせによって人の性のあり方が形づくられるので、性は人それぞれ多様なのです。
トランスジェンダーとは、「からだの性」と「こころの性」が一致せずに違和感を持つ人を指します。
また、性的指向(好きになる性)によってレズビアン(性自認が女性の同性愛者)、ゲイ(性自認が男性の同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)にトランスジェンダーを含め、それぞれの頭文字をとって性的少数者の総称の一つとして、LGBTと使われることもあります。
性的少数者については、まだまだ社会の理解が進まず、いじめやハラスメントの被害に遭ったり、周囲の無理解によって自身の思いや悩みを打ち明けることができなかったりするなど深刻な人権問題になっています。
去る6月16日にLGBT理解増進法案がようやく成立し、今後、さまざまな施策が積極的に展開されることが期待できます。多可町でも、住民学習会などを通して性的少数者への理解を深めていきたいと考えています。

問合先:人権啓発推進室
【電話】32-1389

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