文字サイズ
自治体の皆さまへ

町長室からこんにちは

25/50

兵庫県多可町

■多可町長 吉田 一四
▽地域防災の要・消防団
今年の夏の天候は、エルニーニョ現象が活発なことから、猛暑の予想がされています。皆さん、熱中症などに十分ご注意ください。
さて、ここ数年、コロナ禍の影響で消防操法大会を中止していましたが、今年は4年ぶりに実施しました。
例年は、4月から6月の大変暑い中、大会に向けて各部が練習に励み、区大会、町大会に参加され、上位の部は、さらに北播、県大会へとその駒を進めるに当たり、半年も練習をしていただいていました。
そのような中、消防団員の負担や操法大会のあり方について、各方面からさまざまな考え、意見をお聞きしており、従前から消防幹部と行政で課題を共有してきました。
これを踏まえ、消防操法大会は、各団員の負担を軽減しながら、実際の消防活動に役に立ち、団員の安全確保を重要課題とし、大きな改革に取り組んでいただきました。
具体的には、区大会を廃止して、おおむね3年に1度の割り当てによる出場チームで町大会を開催。また、団員の負担軽減のため、練習開始を大会前1カ月程度からと取り決めました。
多可町は、北播磨地区の中では比較的広い地域への消防力の展開が必要です。北はりま消防組合の3つの出張所に加え、自分たちの地域は自分たちで守るという、地域防災の要として消防団の力はとても大きいと感じています。
その意味で、住民を助けるだけの力量と技量、そして熱意の醸成について、消防団に期待するところです。
操法訓練は、機械器具の取り扱い、非常時の情報伝達、ケガをしないための基本動作などを会得する貴重な機会でもあります。
できる限り団員の負担を減らし、継続的に維持できる方法を、今後も消防団幹部と検討していきます。
皆さんには、消防団活動にご理解を賜り、積極的な参画をお願いします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU