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自治体の皆さまへ

令和6年能登半島地震発生 災害の備えをもう一度

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兵庫県多可町

■災害支援金募金箱を設置
多可町では、能登半島地震で被害に遭われた方々の支援として、公共施設に災害支援金募金箱を設置しました。
たくさんの皆さんが募金にご協力いただいています。
募金箱は引き続き設置しています。
募金いただいた皆さま、ありがとうございます。
設置場所:多可町役場、加美プラザ、八千代プラザ
募金金額:495,850円(令和6年1月19日時点)

■ふるさと納税代理寄附受付
多可町では、以前から健康保養地事業実施自治体として深い交流のあった「珠洲市」のふるさと納税の代理受付を開始しました。
被災対応に奔走する自治体の職員に代わり、多可町が代理で業務を行うもので、寄附された額は珠洲市へ贈られます。
募集期間:令和6年1月10日〜3月31日
募集サイト:ふるさとチョイス災害支援
寄附金額:236万4,500円(令和6年1月19日時点)
※多可町の方も寄附できます。
※災害支援のため、返礼品はお送りできません。

■多可町職員が災害派遣へ
多可町では、兵庫県の避難所支援の第2陣として、1月11日から16日まで、2人の職員が珠洲市へ派遣されました。
現地では、避難所を回って避難者の皆さんの要望などを聞き取りする活動を行いました。今後も復旧に向けて、要請に応じて職員の派遣ができるよう調整していきます。

■防災の備えを子どもたちに伝える 加美中学校で防災学習(1月19日)
加美中学校で、震災・学校支援チームEARTHのメンバーや生活安全課の職員による防災研修が行われ、生徒たちは協力しながら、簡易トイレや段ボールベッドなどの組立を体験しました。

■参加募集 要申込 令和5年度女性防災講座『~自分や身近な人を守る~女性だって!防災!』開催!
今月の折り込みチラシをチェック!
2月24日(土)午前10時~
ベルディーホール会議室
講師:辻由起子さん(ほくせつ親子防災部代表)
参考:ほくせつ親子防災部ホームページ
※二次元コードは、本紙をご覧ください。

■災害派遣活動報告
▽1月11日
多可町から金沢市経由で珠洲市まで約12時間の道のり。
大きな道が通行できないため集落内の細い道を通って移動。

▽1月12日
宿泊場所となった体育館には支援物資が山積み。重みで床が抜けていた。
物資搬入出のため常に外気が流れ込み、かなり厳しい寒さ。
カイロを握りしめ、毛布にくるまってなんとか就寝。

▽1月13日~15日
珠洲市の避難所をまわり、避難者のニーズを聞き取り。
道路は至る所で寸断されており、前日からの雪が積もって危険箇所もわからない状況。移動はかなり不安があった。
避難所も震災による被害で壁や窓の損壊を一時的に修復している状態で安全面も十分ではない。

■災害派遣を終えて
▽世代間の格差が露呈
私たちが現地に到着したのは12日。
避難所を回りながら、避難者とお話をしました。
地震発生から10日以上が過ぎ、疲労感、ストレスが溜まる一方です。
電気や通信が回復してくることで、さまざまな情報が流れる。その中で、要求も強くなってしまいます。
情報を安易に入手できる若者と、情報弱者の高齢者との間で格差が生まれているのを感じました。

▽トイレとお風呂の不足
一番のニーズは、『トイレ』と『お風呂』。
仮設トイレが届く避難所と届かない避難所があります。
市が指定している避難所だけでなく、その何倍もの避難所が開設されており、対応が難しいと感じました。
お風呂に入りたいけど、いつになったら自衛隊の仮設風呂は来てくれるのか?交通手段のある人は行くことができても、身寄りのない高齢者はそれができない。そんな状況の中で、移送支援などのニーズも多くありました。

▽ひどいにおいが充満
メディアでは伝わらないのが「におい」。下水が止まり、ひどいにおいが漂っていました。汲み取りが間に合っていなかったり、凝固剤が足りなかったり。ガスや水は購入すればなんとかなりますが、下水道が整備された後、それが使えない生活は大変厳しいものでした。

▽マニュアルどおりにはならない
避難所運営のあり方は、マニュアルがあってないようなものだと実感しました。指定避難所だけで対応できない大規模災害は、何もないところからのスタートです。そのため避難所ごとにその対応にはかなりの格差が発生していました。
水や電気がある生活が、本当に貴重なものであることを再認識しました。
復旧にはまだまだ時間がかかります。これから多可町として本当に必要な支援をしていかなければ、と感じました。

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