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自治体の皆さまへ

人権一口メモ No.254

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兵庫県太子町

■職場における人権
本年度の住民学習会で活用していただく人権啓発映画「よかったら〝想い〟を聴かせて」を紹介します。「ハラスメント」をはじめとした職場における6つの人権テーマを切り口に、相手の想いを聴くこと・自分の想いを伝えること・お互いを受け止め合うことの大切さを登場人物たちと共に考えていく内容となっています。
映画の主人公は、会社の川柳同好会に所属しています。ある日の同好会、人権週間が近いことから川柳のお題に「人権」をテーマとして選ぶことになりました。職場の人間関係で印象に残っているエピソードをお互いに話し合う姿から、自分も相手も大切にするためにはどのようなコミュニケーションが必要なのか、ドラマを通して学んでいける映像教材となっています。
企業は、雇用を創出し、社会に豊かさと活力を生み出す上で、大きな役割を果たしています。もはや企業なくして現在の私たちの生活は成り立たないものとなっています。
一方で、長時間労働による過労死、セクハラやパワハラなどのハラスメント(嫌がらせ)、不当な差別など、社内で発生する様々な「人権問題」がメディアなどで大きく取り上げられています。
また、海外では、自社や取引先などの工場で児童を雇っていたことが判明した企業の製品の不買運動が起こったり、劣悪な労働環境で働かされていた労働者によるデモが起こり製品の生産ができなくなったりしています。そこで、世界の各企業は、企業の社会的責任や、人権を含めた環境・社会・ガバナンス(Environment,Social,Governance)を重視する傾向を強め、投資家の側も、長期的な観点から企業の持続可能性を重視し、これらESGの要素に重点を置くようになっています。今や人権や環境などに配慮することは、企業の存続に必須の時代となったと言えるでしょう。
本映像教材は、多くの日本企業が直面している社内における人権問題を中心に取りあげています。職場で誰ひとり取り残さないために、自分にできることを考えていきたいですね。

問合せ:社会教育課

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