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健康ダイアリー アフターコロナの今、大切なこと「受けよう!がん検診」

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兵庫県太子町

最近よく『人生100年時代』という言葉を耳にするようになりました。それもそのはず、人口動態調査(令和3年)によると、男性の平均寿命は81.49歳、女性は87.60歳となっており、さらに、厚生労働白書(令和2年度版)によれば、2040年には男性の平均寿命が83.27歳、女性が89.63歳まで延びると予測されています。
しかし、平均寿命が年々延びる中で懸念されているのが、健康寿命との差です。差が大きくなればなるほど、介護が必要な期間が長くなり、生活の質が低下するとともに、医療費や介護費などの負担が大きくなることが考えられるからです。

■ご存知ですか?太子町の死因ベスト3
太子町では、毎年、死亡の状況について統計調査を実施しています。
令和4年度の死因別死亡状況を見てみると、第1位はがん、第2位は心疾患、第3位は脳血管疾患の順となっており、第1位・第2位については、平成19年度から変わっていません。

■恐るべし!がんの死亡状況
がんは日本人の死因の第1位で、現在、およそ3人に1人ががんで亡くなる状況です。
太子町のがんの部位別死亡数は、男性では、肺がん、胃がん、肝臓がんの順に多く、女性は肺がん、大腸がん、乳がんと続きます。
また、年齢別に見てみると、70歳代、80歳代、60歳代の順に死亡数が多くなっており、70歳以上の人が全体の約8割を占めている状況です。
日本人の2人に1人が生涯のうちにがんになると言われており、誰でもがんになる可能性があります。がんは段階では症状がないことが多いことが特徴です。がん検診を定期的に受診し、早期発見・早期治療することにより、多くの人は助かることが分かっています。定期的ながん検診を受けて、健康寿命の延伸に努めましょう。

■アフターコロナの今、大切なこと
新型コロナウイルス感染症の不安から、がん検診の受診を控えていませんでしたか?
新型コロナウイルス感染症を理由に受診を見送り、次の受診までの期間が空いてしまうと、早い段階で発見できたはずのがんが進行した状態で見つかる可能性が高くなります。
実際、がん検診(胃・肺・大腸・乳・子宮頸)の受診者数の推移も、コロナ禍前から約2割減、がん発見数も2~3割減となっており、どちらも60歳以上でその傾向が顕著になっています。
新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、人々の意識の中で「毎日健康に過ごしたい」という健康管理に対する意識が高まっているというデータもあるので、今一度、ご自身の健康について考え、がん検診を定期的に受けましょう。

■受けてください!命を守る大切な検診
太子町では、レディース検診(乳がん・子宮頸がん・大腸がん)と総合健診(集団健診・個別健診)でがん検診を実施しており、費用は実際の3割程度と安く受けることができます。
今まで検診を一度も受けたことがない人から、「どのように実施されているのか分からず不安」との声を聞いたので、検診の様子について町公式YouTubeチャンネルにアップしています。ご覧いただき、参考にしてください。
※町公式YouTubeチャンネルのQRコードは広報本紙をご覧ください。

■がん検診の無料クーポンはご利用になりましたか?
太子町では、特定の年齢の人を対象に、乳がん、子宮頸がんの検診費用が無料となるクーポンを配付しています。お手元にクーポンをお持ちの人は、この機会に是非、検診を受けましょう。申し込み、詳細はさわやか健康課(【電話】276-6630)まで。

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