■「認知症カフェ」と「認知症サポーター」
認知症になると、気力の喪失や失敗への不安から、家に閉じこもりがちになることがあります。家族も、道迷いや事故への懸念から外出を控えさせてしまいがちです。外出を控え家の中ばかりで過ごすと社会との接点を失い、認知症の進行が加速する恐れがあります。また家庭の中だけで介護を続けることは家族にとっても大きなストレスとなります。
「認知症カフェ」は、認知症の人とその家族が気軽に立ち寄れる場所です。認知症の人同士の交流ができたり、介護や医療についての情報交換ができたりするため、有意義な時間が過ごせます。
「認知症サポーター」は認知症に関する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対し、できる範囲で手助けする人です。
認知症は、誰もがなりうるものです。認知症の発症を遅らせ、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる地域づくりが求められています。「認知症カフェ」や「認知症サポーター」はその一翼を担っています。
問合せ:高年介護課
【電話】276-6639
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