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自治体の皆さまへ

【特集】今、わたしたち夢中です(1)

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兵庫県宝塚市

真剣な眼差し
向かう先へ

市は、子どもたちがそれぞれの力を伸ばして生き生きと健やかに育ち、親も安心して子どもを育み、その成長に喜びを感じられるまちを目指しています。
今回はさまざまな舞台で輝く4人を紹介します。分野は違えど、一つのことに夢中になり、自分の力を伸ばしてきたことに変わりはありません。子どもたちがどのようにして夢中になれることを見つけ、どう成長してきたのか。この特集を通じて、子どもの成長について考えてみませんか。

■覚悟を決めて挑み続ける
南條 早映(Sae Nanjo)Age23

3歳からレスリングを始め、小学生時代は宝塚市で練習に励んでいた早映さん。その後、全日本選手権や世界選手権などで数々の表彰台にあがり、今では2024年パリ五輪の代表候補の1人に挙げられています。そんな彼女にレスリングを始めたきっかけや今後の目標などについて聞いてみました。

▽きっかけは兄の付き添いから
二人の兄が先にレスリングを始めており、練習について行ったところ、「楽しそうだな、私もやりたいな!」と感じたことがきっかけでした。最初はマット運動に参加することから始め、徐々にレスリングをやるようになりました。

▽何度も辞めたいと思った。それでも…
小学校までは宝塚市内に住んでいましたが、中学からはレスリングに打ち込むため、親元を離れて東京で寮生活を始めました。練習の苦しさや試合で思うような結果が残せないことから、何度も辞めたいと思いましたが、オリンピック出場という夢を叶えるために、覚悟を決めて頑張ってきました。
そんな中、一番うれしかった瞬間は高校2年生の時に、全日本選手権で優勝できたことです。同世代と勝負してきたこれまでとは違い、初めてシニアも含めた相手に勝つことができ、大きな自信につながりました。

▽将来の夢を叶えるために
6月と9月にある選手権大会で勝つことができれば、来年のパリ五輪の代表選手に内定します。小さい頃からの夢である「オリンピックに出場し金メダルを取る」この夢を叶えるために、日々奮闘しています。

▽たからっ子へのエール
皆さんもそれぞれ頑張っていることがあると思います。うまくいかず辞めたくなることもあると思いますが、そこからもう少しだけ続けてみてください。そうすれば、必ず楽しいと思える日が来るはずです。一緒に頑張りましょう!

■世界での経験を刺激として
西田 光来(Mirai Nishida)Age15

F1レーサーを目指す15歳。小さい頃から車好きで、2021年の世界大会には日本代表として出場。レーシングカーとの出会いのほか、お母さんには子どもへの寄り添い方を教えてもらいました。

▽カートとの出会いはお父さん
おもちゃと言えば車というほど、小さい頃から大の車好きでした。特に遊園地にあるゴーカートが好きで、何度も乗るあまり、従業員に覚えられるほどでした。そして、小学校2年生の頃、好きなことを生かせるようにと父が勧めてくれたことが、レーシングカートとの出会いでした。
カートの整備は専属の整備士に依頼する人が多いですが、費用の問題もあり、西田家は父が整備してくれます。

▽初の世界大会。悔しさからの学び
2021年、バーレーンで開催された世界大会に日本代表として出場しました。各国から72人が集い、予選で36人に絞られます。予選では一位通過だったため、優勝できると意気込みましたが、決勝戦では8位という結果に終わりました。しかし、海外選手のアグレッシブな姿勢やレース展開は非常に勉強になり、刺激にもなりました。

▽大好きなレーシングカートをもっと広めたい
F1はモータースポーツの最高峰で、その基礎に当たるのがレーシングカートです。最高時速は120キロほどですが、車高が低いため、体感速度はその2倍以上と言われています。
レーシングカートは他のスポーツと比べるとまだまだ知名度が低いと感じています。皆さんもぜひ一度、生のレースを見に来てください。きっとレースの緊張感や会場の活気に魅了されるはずです。

▽西田家の子育て論
昔と違い、今は沢山の情報が手軽に調べられるので、本人が興味を持ったことは、まずはいろんな角度から調べてみることが大切だと感じています。また、私たち親はサポートに徹し、どんな状況でも一歩引いて見守ることを心掛けています。

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