【特集】今、わたしたち夢中です(2)

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■ゴルフのすべてが楽しい
中嶋　月葉(Tsukiha Nakashima)Age15

昨年、世界ジュニアゴルフ選手権の日本代表に選ばれた月葉さん。
9歳の妹・雪音さんと史上初となる姉妹同時での代表選抜を果たすなど、代々ゴルフ一家と思いきや…。
ゴルフを始めたきっかけや今後の目標について、月葉さんとお父さんに話を聞きました。

▽父の付き添いがきっかけで…
幼い頃からとにかくスポーツが好きで、野球や相撲、ラグビーなどジャンルを問わず、テレビでスポーツ中継を観ていました。
5歳の時、仕事の関係でゴルフを始めることになった父に誘われ、練習について行くことに。大人用のゴルフクラブを使って、ボールに当てるのが楽しかったことを覚えています。その後、両親と一緒に毎週1回レッスンを受けるようになりました。
ゴルフ以外にも色々な習い事をしましたが、今でもゴルフが一番大好きです。試合はもちろんのこと、週5日の練習も苦にならず、日々ゴルフに明け暮れています。

▽学校に行くことが楽しみ
ゴルフは大きな大会になると平日に行われることが多く、コースによって形状や傾斜が異なるため事前の下見が必要です。そのため、学校を欠席することも。ゴルフの練習は楽しいですが、友達とおしゃべりすることも同じくらい好きなので、いつしか学校に行くことが一種の息抜きになっていました。
そのほか、好きな音楽を聴くことでリフレッシュしています。

▽将来の夢はオリンピック
ゴルフの良い思い出はたくさんありますが、一番うれしかったのは、昨年開催された世界選手権の代表選抜大会会で優勝し、日本代表に選抜されたことです。同時に、妹も同大会で優勝し、史上初となる姉妹での世界ジュニアゴルフ選手権出場を果たしました。
将来の夢であるオリンピックで金メダル獲得という目標に向けてこれからも頑張ります。

▽中嶋家の子育て論
子どもの成長を後押しするためには、どれだけ時間を作ってあげられるかが大切だと思います。例えば、冬場の寒い中でも練習に付き添い、コーチの話を一緒に聞くことを普段から心掛けています。また、時には息抜きも。大会で遠方に行くときには、とんぼ帰りするのではなく、遊園地などその地域で遊べる場所を探すようにしています。
そうすることで、子どもは安心して好きなことに夢中であり続けられると思っています。これからも練習を重ね、いつか姉妹で同じ大会で競い合う姿を見ることを楽しみにしています。

■興味を持ったことは楽しく突き詰める
岩﨑　律(Ritsu Iwasaki)Age4

国際知識検定国旗の最上ランクである一級(親子部門)にわずか4歳で合格した律くん。
検定受験に至った経緯や子育てで心掛けていることなどについて、お父さんから教えてもらいました。

▽国旗との出会いはシールブック
少しでも学びになればと、2歳のときに買い与えたシールブックが国旗との出会い。国旗のシールを世界地図に張り付けて遊んでいるうちに、少しずつ学んでいったようです。その後、3歳で約200あるすべての国旗だけでなく、各国の位置や首都を覚えたほか、平仮名やアルファベットも習得しました。吸収の速さに本当に驚きました。

▽パパと合格できてうれしい!
同世代の子どもが検定に合格したニュースを見て、本人に受験を勧めたところ、受けてみようということになりました。試験の10日ほど前から対策テキストで勉強して試験に臨み、昨年12月に合格。本人は「パパと合格できてうれしい」と喜んでいました。今は、英語を勉強して、いろんな国に行ってみたいと話しています。

▽楽しく一緒に遊ぶこと
子どもが熱中することを見つけるためには、とにかくいろんなものを見て、いろんな場所に行くことが大切だと思います。勉強として強要するのではなく、親子で一緒に楽しく触れさせてあげることを心掛けています。
国旗を例に挙げると、最初から国旗シールではなく、地図を与えていたらここまで続けていなかったのではと思います。手に取りやすいシールで国旗を覚え、その後、地図で国の場所を覚え、さらに、首都や言語を覚えるといったように、興味を持ったことを段階的に広げることで、知識をより深めていくことができるのではと感じています。
これからも、国旗に限らず、自分が興味を持ったことを楽しく突き詰めていってほしいです。

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