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市立病院だより~市民の健康といのちを守ります~

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兵庫県宝塚市

■心肺蘇生の大切さを知ってください
病院長 兼 救急医療センター長 兼 集中治療救急室長
今中 秀光(ひであき)

119番通報から救急車が到着するまでどのくらいかかるかご存じですか?
答えは、全国平均で8.6分です。
しかし、心臓と呼吸が止まった状態、すなわち心肺停止になってから救命の可能性がある時間は3分です。3分以内に救命処置(心肺蘇生)を開始しなければ、脳に酸素が運ばれず脳死となり、さらに時間が経過すると死に至ります。
つまり、倒れている人を発見したら、すぐに心肺蘇生(胸骨圧迫+AED)を行うことがとても大切です。

救急車が到着するまでに心肺蘇生を行った場合は、行わなかった場合と比べ、1カ月後の患者の社会復帰率が2倍以上になるというデータがあります。その場に居合わせた人の行動がどれだけ大事か痛感させられますね。
皆さんも、もし心肺停止の人を発見したら、救急車を待つだけではなく、すぐに心肺蘇生をお願いします。

▽1カ月後の社会復帰率
救急車到着後にAEDで心肺蘇生を行った場合:18.9%
救急車到着までにAEDで心肺蘇生を行った場合:43.3%
約2.3倍

■ラジオ「市立病院の得した気分!」
エフエム宝塚(83.5MHz)で市立病院の医師などがお話しします。
日時:5月13日(土)17時20分~17時50分
(再)5月14日(日)19時~19時半
テーマ:心肺蘇生の大切さを知ってください
出演:病院長 兼 救急医療センター長 兼 集中治療救急室長 今中 秀光(ひであき)

■がんサロン「セキレイ」(Zoom開催)
がん患者同士の不安や悩み、体験を話す交流の場です。
Zoomの操作はスタッフがサポートします。
日時:5月17日(水)15時~15時40分
対象:がん治療中の人とその家族(当院で受診していない人でも参加可能)

問合せ:がん診療センター
(【電話】87・1161)

■糖尿病教室
日時:5月31日(水)14時半~15時半
場所:市立病院 講堂1(当日直接会場へ)
対象:糖尿病と言われた人と家族
定員(先着):30人
テーマ:糖尿病の合併症
講師:糖尿病内科部長 越智 史浩(ふみひろ)

問合せ:14時〜16時に内科外来受付
(【電話】87・1161)

■市民講座
日時:6月24日(土)14時~15時半
場所:ソリオホール(当日直接会場へ)
テーマ:「知ってトクする泌尿器科のはなし」尿路結石治療、前立腺がん治療

問合せ:市立病院
【電話】87・1161【FAX】87・5624

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