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Kculture vol.108

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兵庫県川西市

かわにしならではのカルチャーを発信。あんな人やこんな場所、魅力的なグルメなどを紹介します。

報徳学園高等学校 硬式野球部 監督
大角(おおすみ)健二(けんじ)さん(43)

市出身。高校時代は、同校で捕手として4大会連続で甲子園に出場し、2年生の春の甲子園で全国ベスト4に入るなど活躍。進学した立命館大学では、主将としてチームをけん引する。
平成29年から母校の硬式野球部の監督として指揮し、30年夏の甲子園で全国ベスト8、令和5年春に全国準優勝。プロ野球選手を輩出するなど実績を残す。同校の国語科教諭としても、教だんに立つ。

■めざすは全国制覇 球児と共に夢をかなえる
甲子園での姿を父に見せたい

――川西での思い出を教えてください。
小学生のころ、父と兄の影響で野球を始めました。父の仕事が終わってから近くの公園でバッティング練習をしたり、萩原台の急な坂道でランニングをしたりしましたね。野球人生の中でも一番しんどかった。今思うと、仕事終わりで疲れているはずなのに、毎日夜遅くまで練習に付き合ってくれた父には感謝しかないです。
――なぜ母校で指導者になったのですか?
実は、大学卒業後は野球を続けずに消防士になろうと思っていました。しかし、4年生の時に、高校時代の恩師の告別式で、当時の監督から指導者として戻って来てほしいとお願いされて。迷いもありましたが、お世話になった母校と恩師に恩返しがしたいと思い決断しました。
――指導者として心掛けていることはありますか?
監督として、勝たなければいけないという使命と責任があります。なので球児には、気を遣って無理に褒めたりするのではなく、思ったことを真っすぐに伝えるようにしています。野球を通して多くの経験を積み、成長してくれたらうれしいです。
――今後の目標をお願いします。
父は僕をプロ野球選手にしたかったんですが、かなえてあげられませんでした。だからこそ、監督として甲子園という大舞台で指揮する姿を、1試合でも多く父に見せたい。僕自身も経験したことがない、甲子園での全国制覇をめざして球児と一緒に頑張ります。

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