今月の担当は…こども若者相談センター
■片付けは成長の体験
成長するために必要な経験 子どもが自発的にできるように工夫してみましょう
「子どもが物を片付けない」「部屋がいつも散らかりっぱなし」。親はストレスがたまってしまいます。
物を片付けられるようになってほしいと願っている親は多いでしょう。子どもがおもちゃを次から次へと乗り換えていく姿は珍しくありませんよね。遊び終わったおもちゃは、手放した瞬間に子どもの意識からは消えて無くなってしまいます。子どもにとって、遊んでいる時間は何よりも楽しい時間。おもちゃを片付けることは、楽しい遊びを中断することを意味するので難しいのです。個人差はありますが、片付けの必要性を感じるようになれば、自発的にできるようになります。
片付けの際、持ち上げたりふたを開けたりすることは、子どもには難しい動作でもあります。そこで、工夫をしてみましょう。宝物ボックスを作る、箱にふたを付けない、定位置を分かりやすく見せて決めておくなどしましょう。
片付けが終わったら「すっきりしたね」など声を掛けることで、感情のバリエーションが増えます。親が楽しく片付けをしている姿を見せたり、ゲーム性を取り入れて片付け競争をしたりするのも手です。
また、片付けは、それが自分にとって大切かどうかを判断し、要る・要らないを選択していく作業でもあります。今後、たくさんの情報の中から自分に必要なものを選択していくための「意思決定力や判断力」を育むことにもつながるでしょう。子どもを成長させてくれる大事な体験。親も楽しみながらストレスをためないようにしましょう。
問合せ:こども若者相談センター
【電話】072-740-1248
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