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自治体の皆さまへ

未来へ“つなぐ”地域の宝もの

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兵庫県新温泉町

文化財に関わる新温泉町民の輪を広げ、また、子どもから大人までの幅広い年代の方に興味・関心を深めてもらうため、町内に数多く分布する文化財を隔月で紹介します。

■第3回麒麟獅子舞
7月の川下祭り、為世永神社例祭(諸寄)では、地区のあちらこちらで舞う麒麟獅子の姿が見られました。麒麟獅子舞をはじめとして、地区の民俗芸能の実施が新型コロナウイルス感染症の流行以前の形に戻りつつあります。
国指定の重要無形民俗文化財、そして日本遺産に認定されている郷土の民俗芸能「麒麟獅子舞」は、町内で居組、諸寄、浜坂、三尾、福富、和田、栃谷・田君、七釜、千谷の9種類がそれぞれの保存会と地区の協力のもと伝承されています。このうち諸寄を除く8種類の麒麟獅子舞が9月後半から10月前半にかけて行われる地区の秋祭りで舞われます。祭礼の日は各神社で舞を奉納したのち氏子の家々を門付けして回り、地区内にはお囃子のにぎやかな音色が響き渡ります。
今年はそうしたお祭り以外でも、麒麟獅子舞を見ることができます。10月21日(土)には、道の駅「浜坂の郷」で複数の団体による麒麟獅子舞の実演が、11月3日(金)には七釜ゆ~らく館でも実演が予定されています。但馬地域の保存団体で構成される但馬地域麒麟獅子舞保存会の西脇明会長は、「多くの人に麒麟獅子舞を実際に見てもらう機会を作ることで、地区の祭りや伝統文化に関心を持ってもらうきっかけにしたい」と述べ、こうした活動を通じて町内外の人々へ向けた麒麟獅子舞の魅力発信に意欲を見せています。

問合せ:生涯教育課
【電話】82-5629

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