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自治体の皆さまへ

新温泉町文化会館だより

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兵庫県新温泉町

■本年度の住民交流学習「人権講座」が始まります
文化会館では、同和問題をはじめ、あらゆる差別・人権侵害をなくし、お互いを大切にし合うまちづくりを目指して、毎年「人権講座」を開催しています。町民の方はどなたでも受講できます(無料・事前申込み不要)。皆さんも人権について学習してみませんか。
ところ:文化会館(2階大会議室)

▽第1回「同和問題」
とき:6月28日(水)午後7時~8時15分
人権ビデオ『ともに生きる私たちの未来~部落差別解消推進法が目指すもの~』視聴
2016年12月、部落差別の解消を目的とした「部落差別解消推進法」が施行されました。この法律が制定された背景には、後を絶たない部落差別がネット社会の中でますますエスカレートし、人権侵害が深刻化している現実があります。「部落差別解消推進法」はこうした部落差別の存在を公式に認め、部落差別のない社会を実現することを目的に、国や地方公共団体に対して、差別解消を推進する施策の実施を求めているところに意義があります。
この作品では、「部落差別解消推進法」ができた背景の現実社会と、ネット上で起きている新たな差別実態を明らかにする一方で、被差別部落にルーツを持つことに誇りと自信をもって活動する若者たちを紹介しています。
この二つの視点から、ネット社会の中で新たな局面を迎えている「部落問題」について考え、「ともに生きる社会」をどう実現していくのか、私たち一人ひとりに問いかけています。
・講話(人権啓発指導員 河越智子さん)

▽第2回「障がい」
とき:7月26日(水)午後7時~8時15分
人権ビデオ『障がいって何?~問いかける声問われる声~』視聴
何気なく使われる「障がい者」という言葉。そもそも「障がい」とは何なのでしょうか?
「障がい」は「心身の機能的な障がい」とイメージする人が多いかもしれません。しかし、このビデオでは「社会にある障がい」について考えていきます。
「ちょっとした支援があればもっと生きやすくなる」。ビデオの中の精神障害者地域生活支援センターすいすいの藤川さんの言葉です。長い間、障がい者は排除され、社会参加を阻まれてきました。しかし、障がい者の視点から社会を変えようという当事者を中心とした運動の結果、障がい者だけでなく高齢者や妊婦・子育て中の家族など、多くの人が住みやすい社会に変わってきました。障がい者差別の撤廃は、すべての人が生きやすい社会、多様な人が共存する社会へ繋がっていきます。このビデオは、多くの人が「誰もが生きやすい社会づくり」へ参画していくことの大切さを問いかけています。
・講話(人権啓発指導員 西村久則さん)

▽第3回「性の多様性を認め合う~だれもが自分らしく生きられる社会をめざして~」
とき:8月23日(水)午後7時~8時15分
人権ビデオ『バースデイ』視聴
性的少数者については、依然として社会理解が進まず、偏見や差別、配慮に欠けた対応などで、自身の思いや悩みを打ち明けることが難しく、周囲の無理解に苦悩し、生きづらさを感じている状況など様々な問題があり、深刻な人権問題になっています。
一方、性的少数者であることを打ち明けられた家族や友人等は、既成概念による偏見や知識不足によって、理解しようと向き合う前に混乱や抵抗感にとらわれてしまうことが多くあります。性の在り方は多様で一人ひとりの人権にかかわることであるため、性的少数者の存在や悩みに気づくことが大切です。
このビデオを性的少数者について理解するきっかけとし、その多様性を認め、お互いの人権を尊重することは、すべての人が自分らしく生きていける社会につながっていきます。そのような社会の実現を目指すことを目的としてこのドラマは制作されています。
・講話(人権啓発指導員 岡本潔政さん)

▽第4回「考えてみよう差別の歴史」
とき:9月27日(水)午後7時~8時15分
人権ビデオ『戦後の部落問題と様々な差別』視聴
近現代は、明治4年の「解放令」によって制度的には廃止されたはずの差別が存在してきた時代であり、それが今日まで至っています。部落差別は、結婚の際に頭をもたげるなど、今なお決して解消されていません。それはなぜか、どうすれば差別をなくすことができるのか。身分制度が廃止されたにもかかわらず、社会の構成員は江戸時代までの身分という境界に加えて、様々な理由を作り出し、差別を維持してきました。被差別部落の人々もそれに抗いながら解放の途を模索してきました。その在り様を見据えるとともに、他の差別の問題にも視野を及ぼしながら、近代社会における人権の意味を問い直してみようというのがこの作品のねらいです。
差別は、私たち社会の構成員がつくりだし、維持してきたものです。部落問題とは何かを理解するとともに、自らの在り方を問い直すドラマになっています。
・講話(人権啓発指導員 日浦智さん)

▽第5回「日頃の言動から考える」
とき:10月25日(水)午後7時~8時15分
人権ビデオ『職場のハラスメント』視聴
職場において、日頃の何気ない言動がハラスメントにつながることがあります。誰もがハラスメントの被害者にも加害者にもなり得るのです。ハラスメントを防ぐためにはどのようなことを意識すればよいのでしょうか。
このビデオは、職場で起こりがちなハラスメントやそのグレーゾーンについて、7つの事例をもとに考え方のポイントを解説し、ハラスメントが起こりにくい職場環境づくりについて自分事として考えることができるような教材です。
・講話(人権啓発指導員 中村勝明さん)

問合せ:新温泉町文化会館
【電話】82-3328

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