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世界農業遺産認定『人と牛が共生する美方地域の伝統的但馬牛(うし)飼育システム』

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兵庫県新温泉町

兵庫県内初!国内でも畜産部門初!祝!
世界農業遺産認定『人と牛が共生する美方地域の伝統的但馬牛(うし)飼育システム』

7月6日、「世界農業遺産」の認定に係る国連食糧農業機関(以下、FAO)の審査結果が公表され、兵庫美方地域(香美町、新温泉町)の「人と牛が共生する美方地域の伝統的但馬牛うし飼育システム」が「世界農業遺産」の認定を受けました。
「美方郡産但馬牛」世界・日本農業遺産推進協議会(香美町、新温泉町、たじま農業協同組合、他20団体)では、平成31年2月に農林水産省より、世界農業遺産認定申請承認を受けて以降、「人と牛が共生する美方地域の伝統的但馬牛(うし)飼育システム」の世界農業遺産認定に向けて取り組んでまいりました。
6月24日に、FAOの世界農業遺産科学助言グループの委員による現地調査が実施され、FAOの審査を経て認定されました。

■「人と牛が共生する美方地域の伝統的但馬牛(うし)飼育システム」とは
但馬牛(うし)は「神戸牛」の素牛として知られる和牛であり、美方地域は古くから高品質な但馬牛の子牛の生産地域として知られ、日本初の牛の血統登録「牛籍簿」を整備し和牛改良の先駆けとなりました。
美方郡産但馬牛は、郡内産にこだわった改良により独自の遺伝資源が保全され、全国の黒毛和種の遺伝的多様性維持に大きな役割を果たしています。
草原放牧や棚田畔草の給餌を行うことで、農村環境や多様な生物資源を保全するとともに、牛ふん堆肥を田畑に還元することで地域資源を循環利用する持続可能なシステムとなっています。

■これまでの経過
平成30年2月14日「美方郡産但馬牛」世界・日本農業遺産推進協議会設立
平成30年6月18日「世界農業遺産に向けた認定申請の承認」および「日本農業遺産認定」申請書を農林水産省へ提出
平成31年2月15日「世界農業遺産に向けた認定申請の承認」および「日本農業遺産認定」の決定
令和元年10月8日「世界農業遺産」認定申請書をFAOへ提出
令和5年6月24日「世界農業遺産」認定に係るFAO現地調査の実施
令和5年7月6日「世界農業遺産」認定発表

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