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自治体の皆さまへ

―防災を考える―そのときあなたはどうしますか?(2)

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兵庫県朝来市

■避難とは?
災害時、私たちにできることは、自分自身や家族の安全を確保すること、つまり、避難することが最優先です。
では、皆さんは災害が起こればどこに避難しますか。「とりあえず、避難場所へ行かないと」と一辺倒に考えていないでしょうか。『避難』とは、〝難〞を〝避〞け、災害から命を守るための行動です。指定されている避難所は、全ての災害に対し一律に安全な場所ではありません。台風や長引く大雨で河川の氾濫の危険性が高まっている時に、河川近くの避難所に移動することや、土砂災害が想定される時に、山際近くの避難所に移動することで、災害を避けることができるでしょうか。災害の種類によって、安全な避難場所は異なるということを覚えておいてください。
また、被害を最小限に抑えるため、ハザードマップなどで災害リスクを確認し、さまざまな避難方法を検討しましょう。避難場所に行かない避難を総称して「分散避難」といい、その方法として、自宅内の安全な場所に避難する「在宅避難」、知人や親戚を頼って避難する「縁故避難」、自家用車で安全な場所に移動し、車中泊も考えて避難する「車中泊避難」などがあります。「分散避難」が困難(避難先が確保できない)な人は迷わず避難場所へ避難してください。
ただ、公共の避難場所はスペースに限りがあります。「安全な避難先が確保できない人」や「本当に困っている人」、「遠くに逃げられない人」のために確保しておく、という考え方が大切です。そして、災害時、一度避難したら、安全が確認できるまでは避難を続けることが大切です。

■おわりに
防災とは、いつ起きるかわからない災害に対して、事前に心構えをしておくこと。それは、私たち一人一人が、平時から避難行動に移るタイミング(逃げ時)や避難方法、避難経路などを定め、災害時にとるべき自身の防災行動を確認しておくことから始まります。
どんなときも、あきらめることなく〝自分(家族)の命は自分で守る!〞という強い想いが大切です。
ぜひ、防災を考えるときには思い出してください。

危機管理部防災安全課

●防災士って?
「自助」・「共助」そして「協働」を原則として、社会の防災力を高める活動を行うため、知識・技能を修得し、強い意識を持つ防災資格を持つ人のことをいいます。市内では現在51人が登録されています。

●朝来防災の会
平成26年に結成し、現在防災士資格を持つ13人で活動。主には、各地区や自治協議会、学校などで、防災研修や地域防災についての提言、地区防災計画の作成支援などを行っています。区や地域で防災研修や訓練を実施されるときはぜひ、お声がけください。現在、新規会員募集中!

問合せ:防災安全課
【電話】672-6112

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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