文字サイズ
自治体の皆さまへ

―防災を考える―そのときあなたはどうしますか?(1)

1/36

兵庫県朝来市

近年、全国的に台風や豪雨などの風水害が頻発しています。また、近頃は全国各地で地震が発生し、いつ どこで 災害が起こってもおかしくない状況にあります。
今月号では、いつ起こるか分からない災害に対し、いざという時に、自分や大切な人の命を守るために今からできることについて一緒に考えてみましょう。

■防災を考える
皆さんは、大雨や地震などといった自然災害が起きた際の備えは万全でしょうか。またその時、最善の行動がとれるでしょうか。私たちは、いつ起きるか分からない災害に対して、事前に心構えをしておく必要があります。これが『防災』です。災害が起こることを完全に予想したり、避けることはできませんが、被害を最小限に抑える、安全を守るということはできます。そのために、私たち一人一人が防災について考えることが、とても大切です。

■自分の命を守る自助
防災は、自分自身や家族の安全を守る「自助」、隣近所や地域でお互いに助け合う「共助」、自衛隊や消防、警察などの公的救助機関などによる救助活動の「公助」が大切です。ここからは、日頃から皆さんが取り組むことができる「自助」について考えていきましょう。
皆さんは、自分の住む地域の特徴をどの程度ご存じでしょうか。地域の気候、河川や水路、山や地盤から起こりやすい災害、避難場所やそこまでの避難経路など災害時以外に意識したことはありますか。
避難時の行動を考える時に、ハザードマップはとても参考になります。ご自身の住む地域のどこが危険かを確認するとともに、災害時の行動について家族と話し合うなど、災害時に慌てずに行動するためにも、あらかじめ準備をすることが大切です(※市内全域のハザードマップは、市ホームページに掲載しておりますので、ぜひご活用ください)。また、危険な場所は分かっていても、避難行動をするタイミングは考えられていますか。「もしも」の時のためにも、「いつ、どこで、だれと、どのように」など、災害時の行動について事前にシミュレーションをして決めておくこと、また、決めたことを家族に伝えたり相談しておくことが災害への大きな備えとなります。
市では、広報朝来6月号と一緒に災害時の避難行動をまとめたチラシを、全戸配布しました。「いざ」という時のために目を通していただくとともに、災害時のご自身の行動の参考にしてみてください。また、このチラシは、冷蔵庫などの普段から目にするところに貼っておくなど、いつでも手に取れるようにしておきましょう。

■共助で高まる防災力
次に、隣近所や地域でお互いに助け合う「共助」について考えてみましょう。
災害時、自分自身や家族で安全を守ることには限界があります。そんな時、地域のつながりで助け合う「共助」が加わることで、さらに防災力は高まります。
共助は、日頃から近隣の皆さんと声を掛け合うことから取り組むことができます。災害時に困ったとき、助け合えるのは、遠くの親類ではなく、同じ地域に住む住民の皆さんです。各家庭や地区全体での取り組みをあらかじめ計画として定め、地区内で共有することが、「地区防災計画」につながります。地区の特性を盛り込み「共助」の取り組みを共有することで、地域の更なる減災につながります。

《災害時の行動の参考に》
市や気象庁からの情報を参考にするなど、災害時の行動について、ご家族と話し合ってみましょう。
○いつ? When?
・自身のタイミング
・要配慮者の声かけ

○どこに? Where?
・第1候補
・第2候補

○だれと? Who?
・避難の人数
ひとりで/家族と/近所の人と など
・避難の手段

○どのように? How? What?
・避難の方法
徒歩/自家用車/迎えに来てもらう など
・持参するもの

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU