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特集 まるまる満点! 多彩なメニュー! 未来につながる 相生の給食!!(1)

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兵庫県相生市

相生市では「生きる力」を育む教育の推進を基本方針のひとつとし、各学年・学校種間の接続を重視しながら「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」をバランスよく育成しています。
「健やかな体」の育成では、体力・運動能力の向上、健康教育の推進、食育の推進に分類し、今後の取組みの方向性や目標を定め、進めています。
今回は、食育の推進に焦点を当てて相生市の取組みを紹介します。

■「生き生きとかがやく相生っ子を育てるために」
「生きる力」を育み、未来への道を切り拓く力として、豊かな「こころ」と「からだ」をつくる土台となるのは『食』です。そして、その『食』は、生涯にわたる望ましい食習慣の形成や食に関する自己管理能力を育成する上で最も重要です。そこで相生市では、学校給食のテーマを『まるまる満点!多彩なメニュー!未来につながる 相生の給食‼』として食育を推進しています。地場産の安全で安心な食材は、季節に合わせて新鮮なものが採れ、味がよく栄養価も高いこともあり積極的に活用しています。また、郷土を愛し、生涯にわたって健康に生きていくための確かな土台の育成につながるよう、栄養教諭や給食員が連携して研修や試作を行いつつ、栄養バランスのよい献立を作っています。
さらに、その年々のテーマとして「近郊でとれる魚を食べよう(令和3年度)」「季節のおいしい果物を味わおう(令和4年度)」など食体験が豊かになる工夫をしています。今年度は、近年日本全体でごはんの摂取量が減ってきていることから、テーマを『もりもり食べよう!魅力めし』とし、「はりま姫牛」(新ブランド牛)を使った牛丼や、ツナ味噌そぼろ、手作り佃煮など、ごはんをたくさん食べられるように工夫しています。他に『生きた教材』として、地場産物以外にも、郷土食、季節料理、行事食など献立に取り入れ、ごはんのよさや日本食文化を伝えられるよう取り組み、給食が『食』を通じた学びの場になるようにしています。
また、日常の教科学習においても、食育に関連付けた「ちょこっと食育」に取り組んでいます。例として、小学校では総合的な学習や環境体験学習の時間に牡蠣の水揚げ・殻むき体験、大豆の栽培・豆腐づくり体験、ゆず大福の手作り体験、トウモロコシ収穫・皮むき体験などを行っています。中学校では地産地消料理教室として、実際に相生産の牡蠣を使った料理教室などを行っています。これらの授業を通じて、地域の方々とともに、農業・漁業体験を行うことで、食についての興味・関心を高め、相生のよさを認識し、自然の恵みや人との関わりの中で感謝の気持ちも育んでいます。
健全な食習慣が、健康な「こころ」と「からだ」を育み、学習面や運動面にもよい影響を与えていきます。今後も『食』を通じた多面的な学びにより、教育内容の充実を図りながら、学校・家庭・地域の連携を推進し、未来を切り拓く力としての「生きる力」を育む教育に、組織的・計画的・継続的に取り組んでいきます。

■「体力と運動能力の調査結果」
小中学生を対象とした「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を毎年実施しており、全国的に取りまとめがされています。
相生市の児童生徒は下図のとおり、男女ともに上体起こし、持久走やシャトルランなどが全国平均より上回りますが、長座体前屈(柔軟性)に課題があります。

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