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令和5年度 施政方針(1)

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兵庫県養父市

第116回養父市議会定例会で広瀬市長が令和5年度施政方針を発表しました。この方針に基づき、さまざまな事業を行っていきます。ここでは、一部を抜粋して掲載します。
主要な事業の詳細は、別冊「市広報やぶ予算特別号」をご覧ください。

■施政テーマ
未来の養父市をデザインする
~心ときめく快適な社会の創造~

■3つの柱
(1)市民
(2)地域
(3)公共

■はじめに
新型コロナウイルス感染症の世界的流行やウクライナ侵攻による影響が重なり、世界は政情不安や、長引くパンデミック、国際紛争、気候変動、自然災害、生活困窮など、さまざまな問題に直面し、それは現在も続いています。
こうした想定外のことが起こり、その解決に明確な方向性を見出せない社会、また、不安定、不確実、曖昧、不透明なVUCA(ブーカ)(未来を予測することが難しい状況)の時代にあって、全ての人が生きづらさや孤立、孤独、悩みを感じやすい状況の中で、孤立せず、安心、安全で居心地のよい快適な生活が送れる「包摂社会」の実現を目指し、令和3年に策定したのが「養父市まちづくり計画」です。

■施政運営の基本方針
令和4年度は、養父市まちづくり計画の策定後1年目であり、「やぶ2050居空間構想」の実現に向けて本格的に歩み出すべく、タウンミーティングや各種会議等で計画の説明を行うことで、市民の皆さまへの浸透を図りながら、計画の実現に向けて取り組んできました。
市の抱える喫緊の課題は、少子化、人口減少問題です。人口減少の進行は、経済活動の縮小や地域コミュニティの衰退、あらゆる分野の担い手の減少、社会保障制度の給付と負担のバランスの崩壊など、様々な社会的、経済的な問題を引き起こすことになります。持続可能な養父市を次世代へつなぐため、養父市全体で少子化と人口減少に歯止めをかける取り組みを強力に進めることが、今を生きる私たちに課せられた使命です。
養父市まちづくり計画2050居空間構想では、「物質的・経済的な豊かさ」だけでなく、VUCA(ブーカ)の時代であっても、これまで培ってきた文化、芸術、産業を生かして多様なつながりや新しい価値を生み出し、快適で心地良い空間を創出することで心の豊かさを生み出していくこととしています。
また、まちづくりは、行政だけで成し遂げることができるものではなく、市民の参画が必要であり、養父市まちづくり計画のもと、市民の皆さまと共に歩むことができればと考えています。

■予算編成の基本方針
一般会計については、令和5年度の当初予算額は、前年度予算額184億3000万円に対し、11.22パーセント増の205億円を計上しています。マイナンバーカード利用創出事業、関宮地域局周辺整備事業、八鹿総合体育館・全天候運動場の長寿命化対策事業、出合診療所建設事業、南但スポーツセンター改修事業負担金などが主だったものです。また、健全な財政運営を維持し将来世代の負担を軽減するため、地方債の繰上償還として、水道事業会計繰出金を含め13億5500万円を計上しています。
特別会計は、前年度予算額77億9400万円に対して、ほぼ同額の77億9100万円を、企業会計は、令和5年度当初予算額は、前年度予算額37億3600万円に対して、29・2パーセント増の48億2700万円を計上し、一般会計と特別会計および企業会計を合わせた予算の総額は前年度の当初予算総額299億6000万円に対し、10・5パーセント増の331億1800万円を計上しています。

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