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自治体の皆さまへ

令和5年度 施政方針(3)

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兵庫県養父市

■横断的・一体的に取り組む施策
次の3つの重点政策は、全部局が横断的かつ一体的に取り組み、それぞれの事業を立体的、有機的につなぎ、融合を図ることで、より一層の行政効果を上げることができます。

▽デジタル技術の活用
最先端のデジタル技術を取り入れ、市民の利便性向上や生活の質の向上を図るため、マイナンバーカードの利活用の促進、デジタル技術の活用、メタバースなどを活用し、デジタル技術の恩恵を、誰一人取り残すことなく、全ての市民に早期にお届けできるよう取り組みます。

▽子育て支援の充実
「日本一子育てをしやすいまち」を具現化し、将来を担う大切な子どもたち一人ひとりの多様な学びの場を提供します。また、妊娠から出産、育児、医療、教育、進学に至る全ての場面において、切れ目のない支援を確立し、安心して子育てができる環境づくりに取り組みます。

▽社会的処方の推進
社会的処方の考え方を基に、住民の複雑化・複合化した支援ニーズに対応する包括的かつ重層的支援体制を構築するため、「相談支援」「参加支援」「地域づくりに向けた支援」を関係団体と協働しながら充実・強化します。また、社会的処方の要となるリンクワーク機能充実のための「学びの場」を市民にも広げていきます。あわせて、市民主体の活動を促進させるための支援を充実させるとともに、社会的包摂機能を持つとされている文化・芸術などをうまく取り入れながら取り組みを進めます。

■市政運営の執行体制
市民とともにまちづくりを進めるためには、市民から信頼される職員である必要があります。そのためには、所管業務に精通することはもとより、行政経営能力、折衝・対応調整能力、政策立案能力、課題解決能力など総合的な能力を備えることが求められます。また、職務に対する誇りと責任を持って、職務に関する専門的な知識や技術を主体的・積極的に習得し、自身の職責を果たすことが必要です。こうした能力や専門性を磨き上げるための研修機会を拡充し、人材育成計画に目指すべき職員像として掲げている「常に次の展開を見越しチャレンジできる職員」を育成します。
また、妊産婦や乳幼児の保護者を支援する部署と虐待や貧困など、問題を抱えた子どもや保護者を支援する部署を一体化し、全ての妊産婦、子育て世帯、子どもへ一体的に相談支援を行うため、「こどもセンター」の機能を有する部署として、「こども・夢・えがお部」を設置します。

■むすびに
昨年12月には、女性のみの参加によるタウンミーティング「はじまりのカフェ」を実施し、参加者同士で養父市の未来について語り合うという試みを行いました。また、昨年オープンした「バーチャルやぶ」では、世界中の人と養父市が仮想空間上でつながり交流できることが示されました。今後も、市民起点のまちづくりを実行するため、一人でも多く、いろいろな立場の人と養父市の未来を語り合う場を設けたいと考えています。市民の皆さまも、ぜひ積極的に参加いただきますようお願いします。
令和5年度は、市政20周年に当たる令和6年度に向けて羽ばたく年です。様々な市民参加の形を模索しながら、市内、市外の多くの人と養父市の未来をデザインし、「居(い)空間構想」の実現のため「今、起こすべき行動」を見定めながら、少子化や人口減少問題に挑戦し続けます。議員各位をはじめ、市民の皆さまのなお一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、令和5年度の施政方針とします。

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