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令和5年度 教育行政執行方針(1)

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北海道せたな町

『「学びやスポーツが楽しめるまち」を目標に全力で取り組みます』
第1回せたな町議会定例会で小板橋教育長が示した、せたなの教育の目指す姿と取り組みをお伝えします。

ふるさとの未来を創る、せたなを愛し、潤いと活力ある人間性豊かな人を育むために、本町の環境を生かし、地域社会の連携による各種教育施策の推進に取り組みます。

■学校教育の推進
○学校経営
子どもたちを取り巻く社会環境や家庭環境が急激に変化するなか、複雑化・困難化している教育課題を解決していくためには、地域全体で子どもたちを見守り、互いに信頼関係を保ちながら育てていくことが大切です。そのため、子どもたちの学びの中心となる学校、子育ての基盤となる家庭、人間性や社会性を身に付ける場となる地域が、互いに連携を図るとともに、コミュニティ・スクールなどの外部の声を学校運営に積極的に反映し、地域と協働して子どもたちを育む、地域に開かれた学校づくりが推進されるように支援します。
また、小学校・中学校の連携についても継続して進めます。

○教育課程
小中学校においては、学習指導要領に基づき、「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」を育む教育課程をバランスよく編成するとともに、ICT教育、学力・体力向上に向けた取り組み、本町が有する豊かな自然・歴史・文化を学ぶふるさと教育や職場体験などを通して自分の生き方や進路について考えるキャリア教育を推進します。
また、外国語教育の充実に努めるとともに子どもたちが世界や地域社会に目を向け、向き合い、関わりあいながら、これからのよりよい社会を創り出す「社会に開かれた教育課程」の実現を目指します。

○学習指導
「確かな学力の向上とこれからの「確かな学力の向上とこれからの時代に求められる資質・能力の育成」については、児童生徒一人ひとりの確かな学力を向上させ、将来にわたり「学びに向かう力」を定着させると同時に、これからの時代に求められる資質・能力の育成を図るために、GIGAスクール構想により各学校に整備した1人1台端末を活用し、子どもたちが学ぶことに興味を持ち、楽しさを感じながら基礎学力を確実に身につけるための学習環境整備に努めます。そのひとつとして全児童・生徒に学習用ソフトのAIドリル導入を実施するなど、学校での学習のみならず家庭学習の充実のための条件整備を図ります。その上で、望ましい生活習慣の定着と授業改善を学力向上の両輪とし、学校・家庭・地域が一体となり取り組みを推進します。
各学校においては、プログラミング教材を含むICT機器を活用したプログラミング教育を引き続き実施し、論理的思考力や創造性、問題解決能力の育成に取り組みます。
外国語教育については、児童生徒の英語力のより一層の充実と向上を図るため、外国語指導助手や英語指導助手を全ての小中学校に派遣します。

○総合的な学習の時間
身近な自然環境や地域の特色を生かしたふるさと教育、地域人材を活用した体験活動、外国語指導助手とのふれあいを通した異文化交流等を推進します。
また、国内外において2050年までにカーボンニュートラルを目指す動きが高まっていることから、町内にある風力発電施設を積極的に活用した学習の場を提供します。

○道徳教育
北海道版道徳教材「きたものがたり」を道徳の授業に活用し、当町で開業し地域に貢献した荻野吟子女史の信念を貫いた力強く魅力的な生き方を学ぶとともに、命を大切にする心や思いやりの心など豊かな心を育むための道徳教育の充実に努めてまいります。
また、「考え、議論する道徳」に向けて、道徳教育推進教師を中心に学校全体として授業改善と充実に努めるとともに、参観日等での道徳の授業を公開します。

○生徒指導
管理職のリーダーシップの下、全教職員による生徒指導体制と組織的な対応を図るとともに、保護者や関係機関と連携を密にした取り組みを進めます。
いじめや不登校などへの取り組みについては、定期的なアンケート調査、教育相談、家庭訪問などを実施し、実態把握に努めるとともに、児童生徒に関わる現状や問題点などを真摯に捉えて、小中学校、保護者や関係機関等と連携のもとに迅速な対応に努めます。
新型コロナウイルス感染症の感染者等に対する差別や偏見につながるような行為は、不適切であり、あってはならないことです。
新型コロナウイルス感染症への罹患は誰にでも生じうるものであり、感染者やその家族、勤務先等に対する差別的な取扱いや誹謗中傷は、体調不良等の受診の遅れや検査回避などにもつながり、結果として感染防止策に支障を生じかねないことから、各学校においても新型コロナウイルス感染症に関する適切な知識をもとに、発達段階に応じた指導を行い、このような差別や偏見が生じないように十分配慮します。
また「スクールアドバイザー」を学校等に派遣するほか適応指導教室や保護者を対象とした交流会の実施など、不登校等の課題を抱える児童生徒や、その保護者に対する心のケア、指導・助言等の支援を引き続き行います。
家庭等におけるインターネット環境も普及していることから、ネットトラブル等について関係機関との連携強化に努め、危険性について子どもたちに指導するとともに、教育委員会が示したスマートフォンやゲーム機等の使用に関する「基本的なルール」を基に家庭でのルールづくりを進めるなど、保護者への啓発に努めます。

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