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[特集]令和6年度 まちの仕事の方針(11)

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北海道ニセコ町

◆5 学びの質を高める環境の確立
(1)ICTの活用推進
学校のICT活用をさらに進めるため、ハード・ソフト・人材を一体とした環境整備を進めます。環境の充実、ICT支援員の配置、教職員のICTを活用した授業力の向上などのほか、小学校から高校まですべての児童生徒が利用できる学習支援ソフトを導入し、学びの充実や家庭学習での活用を進め、教育の質を向上させます。

(2)教育相談・生徒指導支援の推進
いじめや不登校、ネットトラブルへの対応、新型コロナウイルス感染症の影響による差別・偏見の防止への対応など、児童生徒を取り巻く社会の変化に応じた対応が求められています。また、いじめ防止基本方針に基づく早期発見と未然防止に努めるほか、児童生徒の主体的な活動を大切にし、ルールなどを自らが考え実行できる教育環境づくりに努めます。
これらの課題解決の一助とするべく、スクールカウンセラーを配置し、児童生徒や保護者との相談を充実します。

(3)教職員の研修機会の充実
より質の高い教育を継続的に提供し、子どもたちの可能性を最大限に伸長させることができるよう、教員が強い使命感や豊かな社会性、実践的な指導力など資質能力を十分に備えるために、町内の教職員が参画するニセコスタイルの教育研究会の活動を支援します。
「ニセコスタイルの教育の日」を設定し、町内全校種の教職員が一堂に集まり研修を行うほか、専門性を有する研修を行うなど、研修の個別最適化や教員同士の協働的な学びの充実を図ります。

(4)働き方改革の推進
各学校の教育目標の実現に向けて、限られた人的・物的資源を効果的に活用しながら、教職員が真に必要な教育活動に注力するため、学校における働き方改革を推進します。また、教育現場のDX化をさらに進め、教職員が持てる力を存分に発揮できる職場環境を整備します。

(5)学びのセーフティネットの構築
子どもが生まれ育った環境によって学習機会が左右されることのないよう、必要な支援を行い、全ての子どもが安心して就学できる環境づくりが大切です。就学援助制度により、学用品費や学校給食費など経済的支援を引き続き行います。
さらに、帰国子女を含め日本語ができない児童生徒に教職員や支援員の配置を行い、子どもの就学機会を提供するほか、学校生活への適応を図るとともに、適切な指導を行います。

(6)教育環境整備(学校の暑さ対策)
熱中症の危険もある猛暑が続くことが予想されていることから、エアコン設置による学習環境の改善に取り組みます。令和5年度に整備を完了した幼児センターに続き、各小中高校へも早期に設置が完了できるよう準備を進めていきます。
また、建築後30年以上が経過しているニセコ高校校舎の劣化状況の調査を行い、再整備に向けた基本方針を策定するほか、幼児センター屋根の防水改修工事、ニセコ中学校体育館照明のLED化など、施設の適正な維持管理に努めてまいります。

◆6 地域と学校の連携の充実
(1)コミュニティ・スクールの推進
学校と家庭、地域が課題や目標を共有し、地域とともにある学校づくりを目指すコミュニティ・スクールの活動を引き続き展開します。本町の自然環境や人材、まちづくりの取り組みなど、豊富な教育資源を用いながら、個性豊かでニセコを愛し、ニセコに誇りを持つ子どもを育む教育の充実に取り組みます。

(2)学校危機管理体制の強化
自然災害の少ない本町ですが、全国的に大規模な災害などの発生やその後の影響なども課題となっていることから、学校と教育委員会、警察などの関係機関との連携を一層強化し、ニセコ町通学路安全推進会議による通学路の安全点検や交通安全教育、防犯教育、防災教育を一層強化します。
スクールバスの運行については、安全第一の運行に努めるほか、効率的なルート設定や登下校時間に合わせた時刻の見直しを行い、児童生徒の通学手段を確保します。

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