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[特集]令和6年度 まちの仕事の方針(10)

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北海道ニセコ町

◆3 確かな学力の育成
(1)新しい時代に必要となる資質・能力の育成
小中学校では、学力向上に向けた教育活動の検証と改善に教職員が一体となって組織的に取り組みます。また、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を進め、新しい時代に必要となる資質・能力を育成します。
ニセコ高校では、生徒が自ら解決すべき課題を見いだし、主体的に考え、多様な立場を理解し、納得解を生み出すことなど、新学習指導要領が目指す資質・能力を確実に育成する教育活動を実践します。

(2)特別支援教育の推進
子ども一人ひとりの教育的ニーズに応じた支援を行うため、幼児期を含め、早期からの教育相談や就学相談を行います。特別な配慮が必要な児童生徒に対しては、通級指導(ことばと学びの教室)や特別支援学級での学びのほか、小中学校に特別支援講師を配置し、日常生活や学習面の支援を行うなど、特別支援教育の充実に努めます。

(3)STEAM教育の推進
総合的な学習の時間における教科など横断的な学習や探究的な学習を実践し、異なる分野の知識を統合して創造的に問題を解決する能力を育みます。ニセコ高校では、ICTを活用した文理横断的で探究的な学びを強化し、高大連携による国際教育や起業家教育を通して、複雑化する地域課題を解決できる資質・能力の育成に取り組みます。
※STEAM教育…各教科での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科横断的な教育。(Science、Technology、Engineering、Arts、Mathematicsの頭文字)

(4)キャリア教育の充実
児童生徒が社会的・職業的自立に向けた資質・能力を身に付けていくことができるよう、学校におけるキャリア教育の充実を図ります。
ニセコ高校においては、自分の幸福な未来(Well-being)の実現に向けたキャリア教育により、大学進学をはじめ生徒一人ひとりの多様な進路希望の実現を図ります。

◆4 ふるさと多文化共生の推進
(1)ニセコスタイルの教育の推進
「ニセコスタイルの教育」は、小学校から中学校までの9年間の連続性のある教育に加え、幼児センターやニセコ高校との連続性も考慮し「4校種を連続した一つの学園体」と捉えた、ニセコで学び、ニセコを愛する子どもを育てる取り組みです。事務局に新設配置する教育専門官が中心となり、重点項目である英語教育、ふるさと学習、ICTの活用を中心に取り組みを進め、各学校が一体感のある教育活動を展開することにより、ニセコスタイルの教育のさらなる推進に取り組みます。

(2)国内外交流・国際理解の推進
ニセコ高校に設置するNISEKO World Village(仮称)を拠点として、ニセコ町国際交流推進協議会(ニセコフレンズ)や北海道インターナショナルスクールニセコ校と連携・交流などを行いながら、高校生のほか小中学生や町民のみなさんも参加できる多文化共生の社会づくりの取り組みを進めます。
また、子どもたちが異なる文化に触れ、視野を広げる機会として、滋賀県高島市(旧マキノ町)への訪問「少年洋上セミナー」や鹿児島県薩摩川内市の児童生徒受入れなどの少年交流事業を実施します。

(3)ニセコ高校の振興
ニセコ高校では、シビックプライドを持ったグローバル人材の育成に向けて、起業家教育と国際教育を特色とする新しい学校づくりを進めます。総合学科の特色を生かした具体的なカリキュラム検討を進めるとともに、起業家教育ではデジタル技術などを活用した探究活動を進め、放課後起業クラブ(仮称)など学習成果を活用し、挑戦する機会を創出します。国際教育では、4年生の生徒が行う海外研修や短期海外留学などの費用を支援するほか、生徒が日常的に英語や海外の文化に触れ、楽しみながら国際感覚を身に付けることができるNISEKO World Village(仮称)の活動を推進し、グローバル社会を生き抜くために必要な国際性や英語力を育みます。
あわせて、全日制への転換や学校規模の見直しを検討するとともに、道内外遠方からの生徒募集にあたり、安心して生徒が通うことができる環境を整備することが重要であることから、老朽化した高校寮「希望ヶ丘寮」の早急な再整備に向けてさらに検討を進めます。

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