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[特集]令和6年度 まちの仕事の方針(5)

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北海道ニセコ町

◇3 環境に優しいニセコの創造
本町の美しい自然環境を大切にし、自然に調和した暮らしを維持するため、環境基本計画、地球温暖化対策実行計画などに基づき、「水環境のまちニセコ」の実現に向けた取り組みを進めます。
本町の主産業である農業も観光も、水環境をはじめとする環境の良さによって成り立ち、より信頼を高めていくものであると考えています。ゼロカーボン宣言をし、世界首長誓約日本に署名している自治体として、気候変動対策と地球環境負荷の低減を目指すとともに、地域経済循環型社会形成との両立に努めていきます。

(1)自然環境の保全と環境対策
ニセコアンヌプリ山麓周辺をはじめとする地域では、観光施設などの開発計画が今後も出されることが予想されます。ニセコの美しい自然や風景と調和し、貴重な財産を守り育てるため、国定公園法や準都市計画、景観条例、地下水保全条例などの制度を運用し、今後とも「秩序ある開発」への誘導を図っていきます。
廃棄物処理対策では、羊蹄山麓7町村が連携して可燃ごみの固形燃料化処理を倶知安町の民間事業者に業務委託していますが、観光客の入り込みの回復とともに、今後さらにごみ量が増加することが予想されています。
町では、ごみの分別排出の徹底を図るため、令和2年度(2020年)から、スマートフォンなどで利用できる「ごみ分別アプリサービス」の運用を行っていますが、引き続き、各家庭や事業者に対してごみの分別排出の周知を進めていきます。
また、し尿処理については、羊蹄山麓環境衛生組合羊蹄衛生センター(倶知安町)において処理をしていますが、現在の施設は築50年が過ぎ、施設の損傷が激しいことから、令和11年(2029年)に新施設の稼働を目指して各種計画策定などの取り組みを進めています。この中で、本町ではくみ取り量が増大傾向にあることから、極力合併浄化槽への切り替え誘導に努めていきます

(2)自立型省資源社会への転換
町では、「環境モデル都市」、「SDGs未来都市」として環境負荷の低減と地域の活性化の両立を目指し、将来にわたり持続可能な暮らしやまちづくりに向けた取り組みを進めてきました。平成30年(2018年)には「世界首長誓約/日本」に署名し、令和2年(2020年)には「気候非常事態宣言」を行い、令和3年(2021年)には「再生可能エネルギー事業の適正な促進に関する条例」と「自転車の適切な利用を促進する条例」を制定しました。
本年度は、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロに向け、町有施設における再生可能エネルギーの効果的な活用に向けて、太陽光発電設備の導入のための基礎設計を進めます。また、省エネ性能の高い建物を普及させるための「気候変動対策推進条例」について、本年度中の制定を目指します。

(3)「株式会社ニセコまち」との連携
平成30年(2018年)に内閣府からSDGs未来都市として選定され、その中核事業であるNISEKO生活・モデル地区「ニセコミライ」の取り組みを進めており、これまでに、超省エネや高性能の木造集合住宅として、分譲住宅1棟8戸が完成しています。
本年度は、分譲住宅1棟8戸および賃貸住宅1棟10戸の建築工事が行われる予定で、引き続き、光熱費を抑え、除雪や管理の負担が少なく、健康で暮らしやすい快適な生活環境の実現に向けた取り組みを支援していきます。また、環境を基軸とした多様な連携の促進、脱炭素や地域活性化の推進を図り、持続可能なまちづくりを「株式会社ニセコまち」とともに進めます。

(4)林業の振興
森林は、町の基盤である自然環境や景観を構成する大切な地域資源であり、町民のみなさんの暮らしに豊かさをもたらしてくれる存在です。美しい景観を維持し、未来につないでいくためにも、計画的に整備し、地域ぐるみで森づくりに取り組む必要があります。森林整備計画やそのほかの施策と調整を図り、森林の持つ多面的機能が持続的に発揮されるよう林業振興の取り組みを進めます。
本年度は、「森林ビジョン実行計画」に沿って、将来世代へ引き継ぐための森林づくりへの取り組みを進めていきます。この取り組みを着実に進めるために、「株式会社ニセコ雪森考舎」と連携し、町の豊かな自然環境を町民に伝えることができるよう、森林資源の活用、人材育成や木育の取り組みを実施します。
昨年から事業計画に着手した道営事業「林業専用道ニセコ桂台線」については、本年度に調査・測量設計実施の予定となっています。

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